どうも、ゆーきです。
自然気胸という突然肺に穴の開く病気の持ち主です。(能力ではないです)
1回目に自然気胸になったときは「【イケメン病】自然気胸の恐ろしさ。胸腔ドレーン処置による再発のリスク【実体験】」こちらでも記事にしましたが、「胸腔ドレーン」という内科的な処置によって治療しました。
ところがどっこい!!!
この処置の約1年後、まさかの再発です!
ということで本記事では、自然気胸が再発し腹腔鏡手術に至るまでを綴ります。
もし今現在、「胸腔ドレーン」による処置をするのか?「腹腔鏡手術」をするのか?という選択をせざるを得ない状況にいるようで悩んでいるようでしたらここで断言しときます!
手術しなさい!!※理由については記事中で
自然気胸再発”も”突然に!
前回はデスクワークしてるときでした。
そして今回は…
はい!デスクワーク~w
どうもパソコン作業との相性が悪いのかもしれない←
でも本当のところ、長時間同じ姿勢や緊張状態が続いている状態というのは気胸に限らず悪いことは確かですので適度なストレッチは大切ですよ!
今回は、前回ほどの痛みはなく、歩いてもそれほど息切れはありませんでした。
擬音で例えると、
前回 → パンッ!!
今回 → シュー…
こんな感じ!タイヤのパンクに例えてみました。
そして一度穴が開いている経験から、
[st-kaiwa1]あ、これ開いたやつだわw[/st-kaiwa1]
となんとも冷静に穴が開いたことを悟りました。
翌日病院へ。まさかの展開に…
前回ほどの危機感がないことから病院に行ったのは翌日のことです。
かかりつけ(前回もお世話になった)の市民病院に行ったところ、
[st-kaiwa7]お久しぶりですwまた開きましたかwww[/st-kaiwa7]
的な軽いノリで出迎えてくれました。
ここでの診断結果は、
- 再発ということなので、再び胸腔ドレーンをやっても再再発する可能性が高い
- 手術をおすすめするがこの病院では設備がないためできない
- 紹介状を書くので別の総合病院へ行ってくれ
出ました、病院のたらい回し!!
ということで言われるがまま総合病院へ。(俺が動けるからって雑やろwww)
総合病院では「自然治癒」か「腹腔鏡手術」か選択できた
総合病院では、とりあえず毎度おなじみのレントゲンとCTスキャンを行って先生とのお話。
[st-kaiwa7]そこまで開いてはいませんのでこのまま安静にして放置でも自然に治ります。問題ありません。[/st-kaiwa7]
[st-kaiwa1]!!![/st-kaiwa1]
[st-kaiwa7]ただ、前回とたぶん同じところが開いているので、3回目開く確率は1年以内で90%以上です![/st-kaiwa7]
おいおい、マジかよ…
それって手術しろって言ってるようなもんじゃんw
再発のリスクを考えて手術することを決意!
再発のリスクを考えて腹腔鏡手術をすることに決めました。ちょうど手術の予定もすぐに組めるということで話はトントン拍子に進みました。
クリスマス前(21日)に手術して、早ければイブかクリスマスには退院できるという、いいのか悪いのかよくわからん日程が組まれました。
気胸の腹腔鏡手術はどんな感じ?
腹腔鏡手術とは??
腹腔鏡手術(ふくくうきょうしゅじゅつ 英:Laparoscopic surgery)とは、内視鏡器具を体表皮膚より腹腔内へ挿入して行う手術技法のこと。腹腔鏡の下で行うので、腹腔鏡下手術とも呼ばれる。
これは気胸のときも同じです。
さらに具体的なことを書くと、私の場合は脇腹に3箇所管を通す穴を開けて(カメラ用、ハサミ×2?)行われました。
腹腔鏡手術では、穴の開いている箇所の縫合のほかに、気胸の原因となるブラ(肺の突起物、小さな風船みたいなもの)を切って取り除く作業も同時進行で行われます。
ちょっとアレな写真で申し訳ないですが、手術が終わりドレーンも抜けた状態です。ガーゼ3箇所がまさにです。
黒く見える部分は黒マジックです。(最初見たときはなにこの黒いの!血か!?って思っていた)
これにより、腹腔鏡手術後の再発率は10%以下になると言われています。(まぁこれでも高いような気がしますが…)
さらに再発率を抑えるには「開胸手術」と呼ばれる読んで字の如く、大きく切開して行う手術があります。再発率は3%以下とか…。
それでもやっぱり手術における手軽さでいえば腹腔鏡手術になります。傷跡のこともありますし、こちらが一般的でしょう。
手術は全身麻酔下で行われる
胸腔ドレーン処置と違うのは「全身麻酔」で行われるということです。
「【体験談】意識消失。全身麻酔の思い出を語るよ【ハイリスク】」こちらの記事を参考にしていただきたいのですが、全身麻酔は少なからずリスクが伴います。
あまり脅かすつもりはありませんが、10万分の1の確率で合併症状を引き起こし、場合によってはそのまま亡くなってしまう危険性を持っているほどです。
あ、でも大丈夫です!
わたし、この手術を含め3回全身麻酔してるんで!!
全身麻酔のプロです←(寝てるだけ)
全身麻酔のリスクについての説明はそのときになったらちゃんと説明してもらえるのでそのときで!
正直いって局所麻酔よりはよっぽど気が楽ですよ。寝てるだけですもん!
手術室に入って、次に目を開けるときは病室ですからね!
入院期間は4日間でした
全身麻酔なので手術中の様子などは一切わかりません!むしろ分からなくいいけど!
ただ、手術が終わった直後はすんごい息苦しかったことだけはよく覚えてるw
入院期間としては「4日間」でした。
3日目までは胸腔ドレーンのときと同じで脇腹に管が刺さった状態でした…これが嫌だ…。
それでも、前回はなかなか穴が塞がらなかったことも含め5日間入院したので、今回の方が早い結果となりました。手術で完全に穴を塞いでるから早いんですね!
[st-kaiwa1]再発率も低いし、入院期間も短いし最高じゃん!![/st-kaiwa1]
手術と聞くと長い入院を覚悟しなければいけない感じがしますが、気胸を含め内蔵系の手術は退院(歩かせる)までが早いんです!
ちなみにこちらは病院食のメニューの一部です。基本的に食べ物に制限はありません。ですが、なぜか軟食(おかゆ)だったという…。歯が悪いじいちゃんかい!ワシは!!
そしてお気づきであろうか…?12月24日だということを…。
手術&入院費はかなり高額です
気になる入院&手術費ですが、えー…
約100万円です!!
…半分本当で半分冗談です。
保険なしで約100万円、保険者はそこから3割負担なので負担額としては約30万円が正式な価格になります。
うん、これでも本当に高いのは分かってる!
でも大丈夫!こんな保険に入れば…じゃなくて、「限度額適用認定証」を交付して負担を軽くしましょう。
まぁこれは入院中やらなんやらで担当の方が教えてくれるとは思いますが、個人の負担を最大限に軽くできるので簡単にここでも説明しておきますね!
再発の方でしたらすでにご存じかとは思いますが。
限度額適用認定証を交付して負担を軽く!
参考医療費が高額になりそうなとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会
詳しくは上記を見て頂きたいと思いますが、簡単に言うと1度の支払いを自己負担限度額に抑えることができる制度です。
自己負担限度額は人(報酬)によりますが、私の場合、月に26万円以下なので区分「エ」が適用されます。自己負担限度額は57,600円です。
なので、3割負担で30万円支払わなければいけなかったとしたら、限度額適用認定証を提示することで57,600円まで減額することが可能になります。
これは保険者の所得によって変動しますので、ご自身がどこに当てはまるかは上記のリンクから確認してください。
医療費が高額になる場合は確実に利用するようにしましょう!!
さいごに
毎年同じ時期(冬場)に穴が開くので、翌年もビクビクしていましたが、手術をしたおかげか特に問題なく現在まで過ごすことができています。
参考【自然気胸】腹腔鏡手術をしてから1年以上、肺に穴開かずに過ごせました
一度気胸になってしまうと「開き癖」がついてしまうので、再発のリスクを考えると早いこと手術してしまった方が金銭面で見ても賢いと言えるでしょう。
ただ、医療保険に入るなら手術する前に入っておきましょうねw
手術した後だと1年以上入ることができない(保険による)ことがありますので。私ですが。