どうも、ゆーきです。
私は過去に、テキスト1冊でQC検定2級に1発合格しています。
本記事は、そんな筆者の「実績から基づくノウハウを詰め込んだ記事」と思ってもらえればいいかと思います。
はじめに断りを入れておきますが、この記事を見ればラクして受かるというものではありません。結局は個人のやる気&勉強した量に比例します。
では、この記事を見ると何がわかるのか?
「社会人という限られた時間の中で効率よく勉強する方法」がわかるかと思います。あとコスパのよさですね。
私はテキスト1冊のみで1発合格していますので、やたらにテキストを揃えればいいというものでもないこともわかるかと思います。
あくまでも私独自の考えになりますので、ひとつの参考として見て頂ければと思います。
QC検定2級に求められる知識と人材像
一応予備知識として知っておきましょう。この辺は知ってると思うので飛ばしてOKです。
求められる知識
2級を目指す方々に求められる知識と能力は、一般的な職場で発生する品質に関係した問題の多くをQC七つ道具及び新QC七つ道具を含む統計的な手法も活用して、自らが中心となって解決や改善をしていくことができ、品質管理の実践についても、十分理解し、適切な活動ができるレベルです。
基本的な管理・改善活動を自立的に実施できるレベルです。
人材像
自部門の品質問題解決をリードできるスタッフ、品質にかかわる部署(品質管理、品質保証、研究・開発、生産、技術)の管理職・スタッフ
私はほとんど品質に関わる仕事をしてませんが、「他の会社に行っても使える」、「資格手当が付く」ということで取りました。
実際、製造業での需要はかなり高いと思います。
QC検定2級の合格基準と合格率
まず合格基準は、
- 出題を手法分野・実践分野に分類し、各分野概ね50%以上
- 総合得点概ね70%以上
ということで、偏った勉強もよくない感じです。
それでも各分野50%以上というのは、総合得点を考えると必然的に取れる点数だと思いますので気にするのは70点以上取れるかどうか?というところでいいでしょう。
そして、QC検定2級の合格率は平均して20%前後です。とっても低いです!!
合格率の低さの原因はやはり、社会人の受験者が多いということだと思います。
私の会社では、課長以上の方が半強制的に受けさせられていましたが軒並み落ちてました。頭が固くなってることもあるかもしれませんが、とにかく時間がありませんからね…。
3級を受けてから受験すべきか?
私は3級を取得してから2級を受けた形ですが、正直、いきなり2級からでも問題ないです。
ある程度の関連性はあるので、とっかかりとしては3級を持っていた方が少し有利に働くかもしれませんが、個人的な意見としてはまったく別物といった印象です。
というのも、2級の難しさが異常だからです。(初見は)
私が勉強し始めたときは、
[st-kaiwa1]3級とった意味…まったくわかんね…[/st-kaiwa1]
ってぐらい難易度が飛躍的にアップしていました。
うん、むしろ3級持ってることが足かせになることもあるかもw
3ヶ月の余裕はほしい
「時間がない社会人が効率的に」といった手前申し訳ないのですが、余裕という意味で3ヶ月の期間は欲しいです。あくまでも「余裕」なので3ヶ月みっちりやるわけではありませんが…。
やっぱり社会人という立場を考慮すると、
- 残業が長引いた日は勉強できない(したくない)
- 休みの日に勉強とかwww
ってどうしてもなってしまうと思うんです。
これを考慮しての3ヶ月です。
なので、1ヶ月まとめて時間取れるから一気にやる!でもたぶん受かりますw
こういう人はやる気が違いますからね。
テキスト1冊でOK!
前置きが長くなりましたがここから本番です。
私が使用したテキストはこれです。
無骨な表紙してますが、安心してください!
中身も無骨です←
挿絵なんか一切ない大人な仕上がりです。
過去問題で学ぶQC検定2級 2018年版
とにかく過去問を解く!
とにかくテキストの過去問を解き始めてください!
やり始めてすぐにわかると思いますが、ほとんど意味不明だと思います。でもこれでいいんです。ひと通り1回分を全て解き終えることが優先です。
すべて解き終え、答え合わせをして点数を出した時点がスタートです。
もし30点取れたとしたら、あと40点を3ヵ月で上げるだけです。簡単でしょ?
点数が取れたところはスルー
偶然でも点数が取れたところはスルーしていきます。
このあと繰り返し問題を解くことになりますから!
もしかすると、このとき正解していても次は間違える可能性もあります。そしたらそのとき解説を見ればいいんです。
[st-kaiwa1]とにかく今は、0を1にするのが大事![/st-kaiwa1]
公式は丸暗記するつもりで

暗記が苦手な方には苦行だと思いますが、公式の成り立ちから追っていてはとてもじゃないが時間が足りないので暗記します。
そりゃ、実用的でより深く知るためには必要不可欠なことですが、ここは割り切って点数を取りに行くことを考えた方がいいです。あと、はじめは丸暗記で機械的に数値を当てはめているとしても、過去問を解き続けることでだんだん意味が分かってきます。
はじめからすべて理解してから問題を解こうとするのはやめた方がいいです。
あと、大丈夫です。
下で紹介しますが、試験が始まった瞬間に問題用紙の余白に公式を書けばいいんです。なので最悪覚えなくてもOKwww
[st-kaiwa1]私自身、暗記が苦手です…[/st-kaiwa1]
とにかく問題数が多い!なんなら計算問題は後回し!
公式は丸暗記といいましたが、前半の計算問題は後回しでもいいです。
2級の問題数は平均しても100問以上あります。100問以上あるのに試験時間は90分なので、1問に1分もかけてられません。
計算問題を頑張って解いてると、後半の問題に一切手を付けられず終わってしまう可能性もあります。そうなることはなんとしても避けたい!
普通に考えると計算問題の方が配点が高いだろうと思いますが、配点の分配は問題後半の文章穴埋め問題とほとんど変わりません。
なので、めんどくさい計算問題を時間かけて頑張るより、文章穴埋め問題をお経を唱えるように暗記した方が必然的に効率は上がります。
あと、簡単に点数が取れるようになるのでモチベーションのアップにも繋がります。
【質の向上】時間ではなく問題数で1日のやる量を決める
QC検定に限った話ではありませんが、「今から集中して1時間やる」って決めても30分後にはダラダラしてませんか?
効率を上げるにはやはり集中力が一番大事です!
なので、1日1問でもいいので「これだけは絶対に解く」、「わかるまでやる」と決めて時間に縛られない勉強方法にした方がいいと思います。10分で解けたならそれで終わりでもいいし、もう1問いっとくか!でもいい。質が全然変わりますよ!
はじめはとにかく質を重視して徐々に量を増やす。というか、分かるようになると同じ時間でもできる量は自然と増えます。
あとは本人のやる気次第だから…。
まとめて解いて試験当日の想定も!
まずは時間を気にせず自分が納得するまでやることが大切です。
しかし、試験当日まで時間を気にせずやってしまうと試験中焦ること間違いなしです!時間が足りなくて!
なので、タイマーを設定して試験当日と同じ持ち時間でやってみることも大切です。
これをやることで、どこに時間を割けるのかも見えてきますし心の余裕も確保できます。
試験当日はギリギリまで公式を覚える時間に費やす
最後の悪あがきではありませんが、これ結構大事です。私はこれで受かったと言ってもいいほどです。
ギリギリまで公式を暗記する時間に費やして、試験が始まった直後に問題用紙の余白に公式を書き殴っといてください。
これで忘れることなし!w
試験当日は後ろから解くのがベスト
先ほども言いましたが、配点はどれも同じくらいです。
なので、時間のかかる計算問題は後回しにするためにも問題は後ろから解くことをおすすめします!
くれぐれも解答欄は間違えないようにしてくださいねw
講習会参加の必要はない(参加した方が有益な情報はあるかもね)
私の会社では「受かるために必要」、「参加してる人の合格者が多い」などという具合に講習会が開かれていました。
まぁ無料なので出ておいてもよかったのですが、受かったからどっちでもいいやw
で、そういうのって参加した方がいいの?と聞かれたら、
[st-kaiwa1]別にいらないっしょ![/st-kaiwa1]
って答えますね。別に合格者を増やしたくないから言ってるわけではないですよ?
私は参加してないので分かりませんが、たしかに独学でやるより有益な情報があるのかもしれません。
でも一番怖いのは「講習会に参加したことで満足してわかった気になってしまうこと」です。
「テキストを買って満足」ってのも困りますけどね。
勉強方法まとめ
- 量より質を重視
- 計算問題は後回し
- タイマーをセットして試験当日の想定も
- 講習会参加の必要はなし!
- 試験当日は後ろから解く
- 公式は問題用紙余白に書き殴る
まとめるとこんな感じです。
うん…基本的なことしか言ってませんね。
逆に言うと、基本的なことをちゃんとやってれば受かる試験だということです。
合格率でいうと約20%ということで、どんだけ難しいんだよ!ってなるんですけど、全然そんなことないです。
実用的な問題も多く、解けるようになると面白いし会社でも役に立つこと間違いなしなので、ぜひちゃんと勉強して合格目指してください!
過去問題で学ぶQC検定2級 2018年版