こんにちは、yuppyです。
今回は、我が家で採れた種子を実生して育てたものを販売したら瞬間5万円以上売り上げました!という内容の記事になります。
- 何をどこで売ってそれだけ稼げたのか?
- 儲かるおいしい話なのか?
といった部分をざっくばらんに書いていこうと思います。
半永久的に稼ぎ出す夢のシステム完成か!?
育成費用(電気代や用土代)は掛かりますが、種子は自前ということで、上手くいけば半永久的に稼ぎ出すことが出来るとんでもないウハウハシステムが完成したのでは!?と思っています←
まぁ実際はそんなに甘い話ではないのですが、今後欲しい草を買うための軍資金の一部として使えるのは、しがないサラリーマンの私にとってはとても嬉しいことには違いありません。
販売した植物は冬型塊根植物の「ケラリア・ピグマエア」
私が大好きな冬型塊根植物「ケラリア・ピグマエア」を販売して稼ぎ出しました(言い方
大好きでたくさん育てているのですが、種が採れるたびに蒔いているせいで場所を圧迫するようになってきたことが販売するようになったきっかけになります。
なんだか我が家の環境が合っているおかげか、夏でもロストせずにすくすく育つんですよね。
しかも、巷で販売されている株よりもよっぽど出来がいいと自負していまして、販売してもいいレベルなんだと気づいちゃったわけです。
実際のところ、ありがたいことにかなり売れました!それなりの価格を付けても売れました。当然クオリティもそれに見合ったものだとは思っていますが、ちゃんと評価してもらえて嬉しかったですね。
あとはケラリア・ピグマエアと鉢の植栽も販売しました。
5万円の売り上げのうち1.5万円くらいはケラリア・ピグマエア&鉢が占めています。
人気鉢とのコラボだとすぐに売れますね。
ただ、プレ値で売る気もしないのでほぼ購入単価に植物代を上乗せした価格で販売してました。
そこは利益以上に欲しいと思っている方に大切に使ってもらえる方がいいなーって気持ちでやってます。植物で生計立ててませんからね。
ケラリア・ピグマエアの他にもアガベチタノタを出品したこともあるんですがこちらはまったく売れませんでした。
売れなかった原因の予想はある程度ついていて、私が購入した際の価格が高かったこととメリクロン株登場以降の値崩れですね。
利用したフリマアプリは「メルカリ」
植物販売に使用したフリマアプリは「メルカリ」です。
巷にはフリマアプリがたくさんありますのでどれを使うか難しいことろですが、私はメルカリを利用したことがあった、という理由だけでメルカリを使いました。
手数料で10%取られるのが頂けませんが、そのへんはヤフオクも同じです。
販売手数料だけで考えるとBASEが1番安い(みたい)ですね。
ただ、BASEは集客力がないと売れるものも売れないのでSNSが強い人やショップを構えてる方向きかなと思います。
メルカリのいいところは匿名配送がある点ですかね?
正直そこまでメルカリにこだわりはありませんので、今後はヤフオクとかBASEとか使ってみるかもしれません。
売上の内訳
品名 | 売上金額 |
実生ケラリア・ピグマエアx14株 | ¥43,000 |
ピグマエア&ブランド鉢 | ¥15,000 |
合計 | ¥58,000 |
実生ケラリア・ピグマエアだけで見ると1株平均3,000円ほどで売れています。
販売価格ベースで見ると最低2,700円、最高7,200円設定でした。
手間ひまを考えるとそこまでおいしい話ではない
植物売って5万も稼げるの!?ヤバっ!やってみよ!と思われるかもしれませんが、実際のところ、そこまでおいしい話ではないのであらかじめご了承くださいm(_ _)m
下記に必要経費、手間を挙げておきます。
- 育成期間(時間)
- LEDの電気代
- 用土代
- フリマアプリの利用料(売り上げの10%)
- 発送用の梱包代
- 梱包する手間
ざっと考えられるだけでこれだけの経費と手間がかかるんですよね。
それらを差っ引いても利益を出そうとする訳ですから、やっぱりそんなに簡単じゃないんですよねぇ~って話です。
私の場合はありがたいことに、多少なりとも利益が出るくらいには市場で植物が評価されてご購入頂いているわけですけど、当然ほかにも同様の植物を出品されている方もいるので、株の出来栄えと価格の釣り合いが売れるかどうかを左右しています。
かかった経費をざっくり計算
1株の販売価格を3,000円とした場合、最終的に手元に残るのはいくらなのかを計算してみます。
販売価格 | ¥3,000 |
メルカリ手数料10% | ▲¥300 |
梱包&運送代 | ▲¥520 |
育成費(1株あたりのLED代) | ▲¥72 |
合計 | ¥2,108 |
上記のほかにも用土代や工数もかかってくるのですが微々たるものなので含めませんでした。
1株3,000円で販売した場合の純利益は2,108円となりました。利益率は70%です。
利益率だけ見ると物を売ってる会社(企業)からしたらとんでもなくいい数字です。普通10%程度ですからね。飲食業だと利益率4%とか言ったかな?
経費の内容をもう少し詳しく説明すると、梱包&運送代の520円というのはヤマト運輸の宅急便コンパクト専用BOXの70円+運送費450円を足した金額となります。
また、育成費の72円は下記の計算から求めました。
100Wx12時間x30日=36,000W/h=3.6kW/h
3.6kW/hx9ヶ月(育成期間)=32.4kW/h
32.4kW/hx31円(1kWあたりの電気代)=1004.4円
1004.4円÷14株(販売株の合計)=約72円/株
たくさんの株を1つのLEDで育てられれば1株あたりにかかる電気代は安く済みますね。今後の課題です。
でもって必要経費で一番痛いのがメルカリへの手数料ですねw
10%固定なので販売価格を高くすればそれだけ引かれる金額も大きくなってしまいます。
利用料ということで目を瞑っていますが、手数料が5%になってくれればその分販売価格も下げられて利用者からしたらWin-Winなんですけど…
販売価格の70%程度が手元に残るように調整
先ほども触れましたが、お金絡みの大事なことなので改めて書いておきます。
1株3,000円で販売した場合の純利益は2,108円で70%程手元に残ります。
もっと言うと70%以上になるように調整した節もあります。
上記のような計算で固定経費は出せるので、それを差っ引いて70%以上手元に残るように調整したって感じです。ただし例外もあって2,700円で販売した株もありますのでこちらは利益率70%を切ります。
なので、そこまでシビアにやってなかったり、あとは株の状態によるって感じです。
例えばの話、固定経費はそのままで販売価格を3,000円から4,000円にUPすれば手元には75%残ります。販売価格を相場より高くして売れれば自分がウハウハできますが売れなければ利益も0(むしろ固定経費分マイナス)なわけで…難しい…
価格設定が難しい
(私を含め)植物を購入される方たちの心理としては「いい株を安く買いたい」という思いがありますので、そこにうまくミートするかが非常に難しい部分だと思います。
当然、私は業者では無いので、大量に生産して安く売るというのは違いますし(そもそもそんな場所も労力もありませんが)、いい物をただただ安く売るでは価格崩壊を招きます。
そもそも、私自身安くしてまで売るなら自分で育てようと思ってしまうので、価格設定は非常に難しいですね。
しかも、ケラリア・ピグマエアに限らず植物は時価です。その時(時期)の需要と供給に左右される要素もあるので、売りたい価格で売れるかは本当に予測不可です。
目指すところは「ブランド化」
最後にかっこいいこと言わせてください。
目指すところは「ブランド化」です。
あの人が作ったものは間違いない!かっこいい!だから市場価格よりも高くても欲しい!
そう思ってもらえるようなものを作っていければいいなぁと思っています。目標というか夢というか、そういうの憧れちゃいます。
何度も言いますが、私は生産者ではありませんので大量には作れません。なので、儲けは二の次にして、ひと株ひと株丁寧に質のいいものを提供していけるように精進していく所存です。
ということで、BOTANILIFE(本ブログ)産のケラリア・ピグマエアをどうぞご贔屓くださいませ←