どうも、yuppyです。
今回は、実生で育てたフォークイエリア・ファシクラータの伸びた枝を剪定して”挿し木”に挑戦しました!
フォークイエリアは挿し木でも太る(太りやすい)特徴がある植物です。ファシクラータ、プルプシーの数年物の挿し木を見た事がありますが、それはそれは立派で挿し木とは思えない見た目でした。
ということで、そんな立派な姿を目指して挿し木に挑戦していきます!
挿し木する際の下処理や挿し木した株のその後などを紹介していきますのでご参考にどうぞ!

剪定前のファシクラータ親株

こちらが親株のファシクラータになります。播種から1年3ヶ月経過した姿です。
フォークイエリアという植物に詳しいわけではわりませんが、育ててみる中で成長の早い植物だと感じています。
ご覧のとおり枝は好き放題伸びていますし、写真からは分かりませんが塊茎部も太く成長しています。
この親株の伸びた枝を剪定して挿し木していきます。
剪定枝で挿し木に挑戦!

それなりの長さを確保できる3本を剪定しました。短すぎると枝の体力的に厳しいのでそれなりの長さ、太さがあると安心です。
剪定は簡単で、剪定鋏を消毒したうえで一思いに切りました。硬い枝ではないので簡単に切れました。
剪定後は親株のほうには殺菌剤、剪定枝にはルートンを塗布しました。
発根促進剤としてオキシベロンを使ってもいいと思います。
ルートン塗布後は丸1日程度乾燥させて無肥料用土に挿しました。以降の管理は用土が乾燥したら水をあげていました。(途中からめんどくさくなって他の植物と一緒に腰水管理にしてましたが・・・)
剪定時の注意点
枝を剪定する際、塊茎から伸びるメインの枝はなるべく残すようにしました。
というのも、フォークイエリアの成長は縦に伸びる分横に太る性質のようで、縦の成長を止めてしまうと横の成長の妨げになってしまうようです。
まったく太らなくなるわけではありませんが、無剪定状態と比較すると鈍化してしまうようです。
なので、最速で塊茎を太らせたいのであればメインの枝は残すようにして、縦の成長も意識した方がいいかもしれません。どんどん縦に伸びるので外管理じゃないとキツイんですけどね・・・
切るにしても塊茎上ギリギリで切るのではなく、ある程度長さを確保しておくことで塊茎の成長を止めずに縦の長さを抑制することができるかと思います。
1株発根成功

今回挑戦した3本のほか、もう1本別のタイミングで挑戦していますが、発根したのは1本でした。
他の3本の枝もまだ生きてはいたので根気よくやれば発根した可能性はありますが、場所問題もあり2ヶ月ほど粘って発根していないのを確認して諦めました。
細い枝で発根していなくても平気で1ヶ月は青々とした葉っぱをつけるようなタフなやつです。発根しなくても自身の貯水能力でなんとかしようとするせいか、意外と発根させる難易度は高いのかもしれません。
いずれにせよまだ試行回数が少ないので、今後も挿し木に挑戦していきたいと思います!
写真の発根した挿し木に戻りますが、鉢底から根が出たのでそれをもって発根としています。さらに新芽も出てきたので今後の成長も問題なさそうです。
ちなみに、発根した挿し木はルートン塗布のみです。
他の挿し木はルートン▶︎オキシベロン▶︎オキシベロン+ルートン、などをリセットしながら試しましたが発根に至らず、でした。
剪定後の親株の様子

こちらが(剪定してからしばらく経っていますが)剪定後の親株の姿です。
あっという間に枝が伸びてきました。塊茎もぐんぐん太くなっています。
親株の成長はまったく問題なさそうです。
親株、挿し木ともにこれからの成長が楽しみです!