発根管理に成功?したコミフォラ・カタフの葉が黄色く変色しました。
一応まだ発根管理中ということで、温室内で管理しているのですがそんな状況になりました。
ぬくぬく温室管理のカタフに一体何が起こったのか?考察していきます。
そもそもコミフォラ・カタフは紅葉、落葉する植物
とても情報が少ない植物ですが、コミフォラ・カタフは落葉樹に該当します。
サクラやモミジのように寒くなれば紅葉し、落葉します。
実際、Instagramの投稿を見ると、紅葉や落葉している様子が伺えました。
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コミフォラ・カタフ 葉の変色(紅葉)の様子
明らかに葉の色が異なるのがわかると思います。
12月11日は葉が青々しているのに26日には黄色くなっている葉もあれば全体的に色褪せているように見えます。
温室でぬくぬく管理しているのになぜ?考えられる影響は?
ただ、うちのカタフは温室ぬくぬく管理です。
温度はそこまで下がらないので紅葉、落葉するような環境とは考えにくいです。
そこで考えられる影響を仮説で3つあげてみます。
- 微妙な環境の変化
- 根腐れによる不調
- 水不足による不調
微妙な環境の変化
葉が茂り、発根管理が一段落ついたところで温度を少し下げました。
具体的には、発根管理中は32℃程度、発根管理一段落後は25℃前後まで落としました。差で−7℃。
送風もしているので、風が当たるときは体感温度も少し低めですかね。
ただ、25℃までは下げたものの、紅葉・落葉するような温度ではないと思います。
一般的には15℃以下が紅葉、落葉のボーダーラインですので、カタフもこのくらいかなと思っています。
まぁ、日本の環境と現地環境とでは何もかも違うと思うので、一般論を当てはめるのも違う気はしますが一応モデルケースということで。
根腐れによる不調
発根管理中は腰水で管理していましたが、葉の変色を確認したタイミングでは腰水はしておらず、むしろ乾き気味の管理にシフトしていました。
なので、今回これには該当しないと考えています。
根腐れならすぐに対処しないと取り返しがつかなくなるんですけどね。
水不足による不調
コミフォラ・カタフは、子株のときは幹内に貯水できる水分量が少ないため、比較的水を欲しがります。
水を切りすぎるとそのまま枯れてしまうこともあるということで、水不足による不調が考えられます。
実際、私のカタフの場合、発根管理中ということもあり、すでに根は出ているとは思っていますが、まだ根張りが弱い可能性が考えられます。
そんな中、一時的でも用土が乾燥した状態を作ってしまったことが葉の変色(紅葉)を招いたんだと思います。
なので今回の葉の変色はこのパターンが当てはまると考えました。
水やり多めにして様子を見てみる
葉の変色は水が少なかった影響と考えましたので、今後の管理は水多めで管理してみます。
腰水はせず、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えるような管理をしてみます。
また、今冬は休眠させませんので、引き続き温室内25℃程度で温度は変えずに様子を見たいと思います。
色々やりすぎて原因がわからなくなると嫌なので一つずつ検証していきます。
葉の変色を確認してから3週間後のカタフの様子
水やり多め管理で3週間様子を見てみました。
結果は・・・
どうでしょうか?
葉の色が濃い緑色に戻りました・・・よね?
黄色に変色していた葉にもちょっと緑が戻っていました。
新しい葉も展開していました。
結論:葉の変色は水不足が原因だった!
水多め管理に切り替えて3週間で葉の色が緑に戻り、新芽の展開も確認できました。
このことから今回は、水不足が原因だったという結論に至りました。
乾燥地帯に生息している現地球ですが水不足に敏感だったとはちょっと意外でしたね。
子株ということもあるのでしょうが、なかなかおもしろい結果でした。
ターカネンシスじゃないですか?
葉の形や表皮の色、薄さからして!
葉性的にその可能性が高いですが、購入時の名称としています。
ターカネンシスの葉性は葉先がギザギザなる事と内側にまるまる傾向があります。
コメントありがとうございます。