こんにちは、yuppyです。
今回は、「コーデックス、アガベ育成におすすめの自家配合用土の割合」について紹介していきます。
土作りから始めてみよう!という方、ぜひご覧ください。
最終的にはみなさんの環境に合わせて配合を変えていく必要があると思いますので、ここではあくまでも参考程度で見てもらえればと思います。
何から手を付けていいか困ってる人には参考になる内容かと思います。
市販用土から自家配合用土への転換点
私自身、いきなり自家配合用土にたどり着いたわけではなくて、はじめは市販されている配合済みの用土を使っていました。
実際に使っていた用土は、
この2つです。
どちらも使いやすかったのですが、私の環境で特に使いやすかったのがエクサゴノでした。
エクサゴノが使いやすかった理由は、水はけがよく、粒が硬く崩れにくいため根詰まりしにくく、管理しやすい特徴があったためです。
一方のベストソイルミックスは、こちらもコーデックス用で開発された用土ですが、ベラボンが入っていることで保水性がありました。
水やり好きの私としては、このベラボンの保水性が合わなかった感じです。
という具合に、自分の好みがわかってきたところで、エクサゴノを使い続けるという選択肢もありましたが、長い目で見るとやっぱり(価格が)高いんですよね。
少量の植物に使うなら問題ないのですが、植物も増え、大きくなるに伴って大量の土も必要になり・・・
じゃあ自分で作るか!となるわけです。
私が使っている用土の配合割合
私の好みと照らし合わせながらいろいろと調べて行き着いた用土配合が下記になります。
硬質赤玉土小粒(三本線) 5:日向土小粒 4:ゼオライト 1
超シンプル水はけよきよき用土になります。
ポイントは、下記の2つ。
- ”三本線”と呼ばれているイワモトの硬質赤玉土を使用
- 硬質赤玉土と日向土の粒度を”小粒”で揃えているところ
三本線の硬質赤玉土はちょっとお高いですが、粒が崩れにくく微塵になりにくいと評判がよかったので使っています。
日向土を鹿沼土にしている方もたくさんいらっしゃいますが、私は日向土推しです。
というのも、鹿沼土を使うと酸性寄りの用土になるのですが、同じように赤玉土も酸性用土です。
この2つを合わせるとかなり酸性寄りの用土が出来上がります。
この酸性値を下げるためにくん炭を混ぜ込むという方法がありますが、私はできるだけシンプルにしたかったので日向土にしています。
日向土はボラ土とも呼ばれ、何も役に立たないという意味を持つ土です。
pHは中性に近いため、酸性値が上がりすぎることもありません。
そんな意味のない土を入れる意味はあるのか?という話ですが、完全に水はけ・通気性要因です。
土と言ってますがほぼ軽石です。
そしてゼオライト!
ゼオライトは水質改善と肥持ちをよくするために入れています。
ネットで見ると、青と緑の2種類のパッケージの物が販売されていますが、その違いは粒の大きさです。
ざっくり分類すると、緑のほうが粒が小さく、青のほうが粒が大きめです。
ゼオライトの配合割合はそこまでウェイトを占めていないのでお好みの方でいいですが、水はけ重視であれば青パッケージがおすすめです。
ゼオライトは量が多いので、ミリオンAでもOKです。(単価は高いですが・・・)
それか、ホームセンターでもゼオライトは取り扱っているので、一度近所のホームセンターを覗いてみてください。
発根管理から通常使いまでなんにでも使える用土
上記で紹介した用土は、発根管理から通常使いまでなんにでも使える用土になっています。
実際に、パキプスやアガベの発根管理を行う際に使用していて、いずれも発根成功しています。
通常使いの時は、この用土にお好みの元肥を入れることで育成重視の用土にすることが可能です。
私は元肥としてマグァンプK(中粒)を使っています。
アガベに使うときはここにオルトランも一つまみプラスして害虫対策をしています。(これ臭くて苦手)
とまぁ、こんな感じでベース用土があると少し味変するだけで様々なことに使えるのでおすすめです。
実は、実生にも使えます。
私はそのまま使っていますが、バーミキュライトやベラボンなんかを混ぜて保水性をよくしてあげることで、実生用用土としてもかなり使いやすくなると思います。
ぜひ試してみてください!
自分の育成環境によって用土の配合も変えていく必要がある
上記で紹介した用土は、あくまでも私の環境には合っている用土になります。
シンプルで万人受けする用土にはなっていると思いますが、あなたの環境に合うかどうかはわかりません。
日差しの入り具合や日照時間、風通し、水やり頻度などの環境の違いによって用土の配合も変える必要があると思います。
今回紹介した用土をベースにしても、逆にまったく変えてしまってもいいですが、最終的には自分オリジナル用土にたどり着いてみてください。
まずは味変程度で、ベラボンやくん炭を混ぜてみるだけでも面白いかもしれませんね。
みんなの使っている用土紹介
ここでみんなが使っている用土を紹介していきたいと思います。
情報の収集方法はブログに記載されていたり、インスタのストーリーに投稿されていたり・・・です。
どれも育成上手な方の用土配合ですので参考になると思います。
硬質赤玉土(三本線)5:軽石小粒2.5:日向土2.5:くんたん少々
私の原点となった用土配合です。
アガベ界の有名ナーセリーさんが使っている用土です。(今はどうか知りません)
硬質赤玉土(三本線)3:鹿沼土1:日向土1:ゼオライト0.5
こちらも私が参考にした用土です。
こちらの方はゼオライトは緑色パッケージを使っているようでした。
硬質赤玉土(三本線)小粒1:日向土2:ゼオライト1
私が使っている用土に近い配合ですが、こちらのほうが水はけがいいですね。
アガベであれば中〜大株に使用するのは良さそうですが、子株には辛すぎですね。
こちらの配合はアガベやコーデックスの生産・輸入を行っている業者さんの配合です。
日向土中2:日向土小3:硬質赤玉土(三本線)中1:硬質赤玉土(三本線)小2:富士砂1:ゼオライト0.5:腐葉土適量:木炭適量
用意する材料が多いので真似する難易度は高めです。
こちらはアガベ界の凄腕趣味家さんの配合です。
水はけと保水性を両立させたいいとこ取り用土ですね。
ただ、腐葉土が入っているので発根管理には向かなそうです。
さいごに
最初は自分で土を作るなんて面倒くさいと思っていましたが、いざ作ってみると楽しいもんです。
自分で配合しているからこそ、何がどのくらい入っているかもわかっているので、水やり頻度の調整も楽になった気がします。
材料を揃える初期投資は必要で、場合によっては市販用土を購入するより高くなってしまいますが、長い目で見るとコスパはいいので、ぜひ用土作りに挑戦してみてください!
それでは皆さん素敵なBOTANILIFEを!