成長記録

【実生】ケラリア・ピグマエア3年間の成長記録

どうも、yuppyです。

今回は実生のケラリア・ピグマエアの(約)3年間の成長を紹介します。

ざっくり3年間を振り返ると、

  • 1年目は探り探りの育成で徒長気味に成長
  • 2年目は塊根の肥大化に成功
  • 3年目は真夏の外管理で過酷な環境で育成

って感じでした。

2年目以降は自分なりにコツを掴んでそれなりにうまく育成できるようになったと感じていて、最近実生したピグマエアは1年間で本記事の2年目のような育成ができるようになりました。

1年目の成長

1年目は探り探りの育成で徒長気味に育ちました。塊根部もヒョロヒョロで成長も大したことありません。

発芽以来ずっと1鉢まとめて管理でしたが、ここでプレステラ90への個別管理に移行しています。

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2年目の成長

1年目と比較してグッと成長しました。

2年目は(個体差はありますが)塊根の肥大化に成功しました。

写真2枚目の一番右の株は挿し木なので塊根はまったく成長しません。(※実生に比べて挿し木は塊根の成長がものすごい遅い)

1年目に徒長気味に育ってしまった枝も、剪定したり新しい葉が密に出てきたりしたおかげでかなり詰まった見た目になってきました。

ここにきて葉性の違いも出てきました。親株は粒&丸葉の葉性なので最終的にはそのような葉性になると思っていますが、今のところそれぞれ個性がありますね。粒葉になりそうなのもあればペラ葉もいます。

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3年目の成長

3年目は真夏の外管理に挑戦しました。冬型塊根植物なのに真夏の外管理です。

無謀な挑戦でもなんでもなく、普通に全株生き残っていけました!

ただ、葉焼けはします。それと、よっぽど暑い日は成長しません。(よっぽど寒い日も成長しないけど)

日本で育った実生というポテンシャルもあると思いますが、冬型塊根植物だからといって過保護にする必要はないですね。葉の形状もペラペラだったのが厚くなった株もあるのでいい感じに仕上がってきました。

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逆に、夏型塊根植物を真冬に屋外管理するというのはリスクしかないのでやめたほうがいいと思います。

2年目→3年目のタイミングで鉢サイズもプレステラ120深鉢にサイズアップしています。ここから今のところ鉢増しは行っていませんが、鉢はパンパンなのでどこかで植替え必須です。

こちらの写真は実生3年目株の中で一番ポテンシャルのありそうな株です。

特徴は小粒の丸葉です。枝も徒長せず優秀です。

1年目

この中のどれかであることは間違いありませんがもう忘れました。

このことから分かるように、株が熟成するごとに葉性が変化します。親株の葉性が遺伝することは間違いありませんが、それが1年目からはわからないということです。

また、今回の事例ではペラ葉→丸葉の変化ですが逆もありうるということです。

育成上手な人の環境で丸葉に育っていても別の人が育てたら徒長してペラ葉になる可能性もあります。

なので、もし丸葉の株が欲しいということであれば親株が分かる株(種子)を購入することをおすすめします。熟成後の葉性はほぼ親株に依存すると考えてます。

さいごに

いろんな植物の実生をやってきましたが、ケラリア・ピグマエアの実生が一番面白いですね。

発芽直後からケラリア・ピグマエアそのものの姿をしていますし、多肉質の葉と太くなる塊根を形成する姿は育てがいがあります。

現地球並みの10cm以上ある塊根にするには10年以上かかりそうですが、2,3cmでも見応えある姿になるのでかなりおすすめです!

 

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