あーやっちゃいました・・・
めちゃくちゃショックです。
ショックすぎて寝込むレベルです・・・
発根管理中の芽吹きありパキプスを購入して管理していましたが、腐らせて枯らしてしまいました。
発根済み株と変わらないくらいものすごーーーく高かったのでさらにショックが大きいです。
うちに来てしまったパキプスに申し訳ない気持ちと、自分のセンスのなさに反省しかないです。
不甲斐ない気持ちから、こうやって記事にするのもしばらく躊躇していましたが、今後のためにも、頑張ってくれたパキプスのためにもここに記録しておくことに決めました。
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発根管理中芽吹きありパキプスをDM販売で購入
パキプスの発根管理をしている人だったら絶対知っているような、この界隈ではとても有名な方から購入させていただきました。
本当に欲しかった株は別にあったのですが、そちらはすぐに売れてしまったので第2候補の株が今回の株です。
第2候補でしたが、ボコボコでっぷりのたまらないボディだったので購入を決断しました。
あのとき第一候補の株が買えてればこんなことにはならなかったのかなぁ・・・とか考えてしまいますが、いまさら何を言って・・・だし、たぶん結果は一緒だったと思います。
あくまでも発根管理中の芽吹きあり株で、根はまだ確認していない(生えていない)という状態の株でした。
芽吹いていれば株としては生きていることに間違いなし、この状態からなら自分でも管理できるだろうと思い迎えることにしました。
厳重な梱包のもと、株到着
2022年3月後半の発送ということもあり、梱包は厳重でした。
本当に大切に管理されてきた株ということが梱包から伝わってきました。
発根管理開始1日目
梱包開封後の姿がこちらです。
うちの発根管理環境
- 簡易温室管理
- 温度30℃以上、湿度70%以上維持+霧吹き
- 植物育成LED使用(途中からアマテラスLEDに変更)
- 腰水(3cm程度、購入時のアドバイスにて)
とにかく温度と湿度を上げることに重点を置き、パネルヒーターとヒーターマットで温度を上げ、加湿器+霧吹き(朝晩)で湿度を上げていました。
今思うと加湿器+霧吹きの多湿状態が完全に仇となってしまったんですよね。
今だからわかるけどあの管理は腐るわ・・・
いろんな情報を見てとにかく加温!とにかく加湿!と思っていましたがそうじゃないんですよね。
株の状態によってアプローチを変える必要がありました。
発根管理2日目
胴のボコボコと緑色がたまりません。
これぞパキプスという風貌です。
発根管理3日目
とくに変化はありません。小さな新芽も生き生きしています。
発根管理4日目 異変が・・・
発根管理4日目。早くも葉に異変が・・・
写真では分かりづらいですが、葉先のほうが枯れ始めました。
株の調子がよくないのは一目瞭然でしたが、環境の変化による葉落ちかと思いしばらく様子を見てみることにしました。
実際、パキプスは環境の変化や植え替えなどのストレスで葉を落とすことがあります。
事前調査でそれは分かっていましたので、これもその類かと思っていました。
今だからわかりますが、葉の先が黒く枯れていくパターンはかなり危険です。
株の内部に異変(腐り)が発生している可能性がありますので、すぐに何かしらのアクションを起こさないと全体に腐りがまわって死にます。
ちなみに、環境の変化などで葉を落とす場合はポロポロ落ちます。
発根管理5日目
まだ元気な葉はたくさんあります。
発根管理6日目
うーん・・・調子が悪い。
写真ではそこまでわかりませんが日に日に調子を崩しているのがわかりました。
発根管理8日目
状況変わらず、です。
発根管理10日目
発根管理11日目
太枝にシワが入りはじめたように思います。気のせい?
葉先どころか葉全体が黒く縮んでしまっています。
たまらず販売者さんからアドバイスを仰ぐ
一向に良くなる様子もなかったのでたまらず販売者さんにアドバイスを頂くことにしました。
環境説明から始まり、動画で温室を見て頂いたり、使っているライトを見てもらったりしました。そうしたところたくさんアドバイスを頂きました。
- 湿度70%維持は不要、50〜70%を変動させる管理が理想
- サーキュレーターをしっかり回して空気循環
- LEDライトは重要(アマテラス、ツクヨミ推薦)
あとはリセットの方法とその後の水耕管理のやり方をレクチャーしていただきました。
発根管理12日目 用土から抜いて主根の確認とリセット
アドバイス通り一旦用土から抜いて根を確認しました。
表面は真っ黒になっていましたが、とくに異臭もしなかったので酸化して黒くなったと判断しました。
次に主根を切ってリセットをかけます。
あれ?白いじゃん!
とくに腐りが入っている様子もなく、主根は問題ないことがわかりました。
水耕管理にシフト
リセットをかけてからはアドバイス通り水耕で管理することになりました。
とりあえず1週間様子を見て、葉枯れの進行が緩やかになったり、新しい芽吹きの兆候が見られれば調子が上がってきたという判断になります。
発根管理14日目
これで発根管理開始から2週間が経過しました。
この2週間は不安しかありませんでした。
発根管理17日目 水耕管理開始から約1週間が経過
まったく状態が良くなる様子はなく・・・
主根は相変わらずきれいです。
水耕管理のメリットはその都度主根が確認できることですね。
芽吹きの枯れが止まらず太枝にも影響
しばらく様子を見ていましたが一向に状態は良くならず・・・
よくなるどころか葉は次から次へと枯れ、幼い新たな芽吹きも枯れ始めていました。
太枝のシワ(枯れ)が進行しているのがわかります。
たった4日でこの変化ですので状況は最悪です。
ベラボン水耕管理に変更
もうここまで来たらいろいろやってみるしかない!と思い、ベラボンで主根まわりを包んで水耕管理してみることにしました。
ベラボンの効果は、根まわりの保温と遮光、万が一根が出てきた際に土耕への切り替えをスムーズに行うためです。
胴にシワ、黒ずみを確認
その後も状況が改善することはありませんでした。
胴にもシワが入ってきて、黒ずみが出てきました。
黒ずみはどうも”腐り”だそうです。
水耕している水も”パキプスの出汁”が出てきてしまっている状態で、もうどうみても赤信号です。ベラボンで包んでいるからというのもありますが・・・
ただ、表皮に緑色部分も見られるので生きてるのかも?と思わされます。
発根管理31日目 ベラボンやめました
ベラボンがよくなかったというわけではなく、もう何をしてもダメそうというような状態です。
正直もう限界に近いです・・・
もう一度リセット
2回目のリセットを行いました。
腐り入ってるな・・・でもこれ以上切れない・・・
パキプスの胴切り
残念ですがもう復活の兆しがないと判断し、胴切してみることにしました。
2回目のリセットをかけてから43日目のことです。
わずかな期待にかけてずっと管理していたんですけどね、厳しかったです。
あー
あーーーー
中まで腐りが入っています。
上の太枝を切断したところ真っ黒!
これを見る限り、上から腐ってしまったようですね。
今思えば、管理4日目の葉先の枯れがすべての始まりだったんですよね。
パキプスはSOS出しているのに自分は気づけなくて・・・
- あのとき腐りを疑って枝を切っていれば・・・
- すぐに相談していれば・・・
- そもそもそこまで湿度を上げなければ・・・
何を言っても「タラレバ」にしかなりませんが、本当に残念ですし悔しいです。
さいごに
以上、供養と自戒の記事でした。
このパキプスからは学ぶことはたくさんありましたが、非常に高い勉強代になりました。
タイトルになっている○○万円ですが、大きな声では言えませんが諭吉10人と5人分です。
しばらく立ち直れませんでしたが、この失敗のあと3株発根管理しているのでまったく懲りてはいないです。
そのうち発根したのは1株ですが・・・
成功するまでやればそれは成功なんだよ!!!
失敗では終わりません!勝つまでは!
この記事が誰かの役に立つかは分かりませんが、現在パキプスの発根管理をされている方でうまくいっていない人がいればアドバイスはできませんが、寄り添うことはできますのでぜひ気軽にコメントしていってください。
ぜひ、誰にも言えない悔しさを分かち合いましょう。