どうも、yuppyです。
絶賛発根管理中の5代目パキプスの胴体に、今までなかった(はず)の黒ずみおよび樹液の発生→そこから凹みが発生してしまいました。
いわゆる絶対絶命のピンチ!ってやつです。
そこで今回は、発根管理中のパキプスに黒ずみ+樹液+凹みが発生してしまった原因と、対処方法について綴っていきます。
発根管理中のパキプスの黒ずみ+樹液+凹み発生状況
発根管理1週間で胴体に明らかな黒ずみと凹みを確認しました。
写真ではわかりずらいですが、けっこう凹んでいます。(株と気持ちが・・・)
さらに2日後の状態です。
この写真だと凹んでいるのがわかるかと思います。
毎日樹液も出ている状態です。
樹液が出るということは生きているということでもありますが、あんまり出すぎても体力の消耗に繋がりそうなので止めたいところ・・・
発根管理中のパキプスの黒ずみ+樹液+凹み発生の原因はなに?
黒ずみ+樹液+凹み発生の原因はズバリ、打ち身だと思います。
打ち身は、ベアルートになったパキプスを輸送(採取時の可能性もあり)する際に起こることで、文字通り身(胴体)をどこかにぶつけた(ぶつけられた)状態を言います。
普通の丸太(木)を想像してみるとわかると思いますが、丸太を地面に打ち付けたところで外傷はほとんど出ないと思います。
パキプスも同じで、一見すると打ち身があるかはわかりません。
しかし、生きている木の場合、打ち身から細菌が入ったり、打ち身自体がダメージとなり、その部分が痛み始めます。
痛み方はさまざまですが、今回の私のパキプスの場合は、内側から腐ってる状態だと思います。
内部が腐り、それに対抗しようと樹液を出しているんでしょう。
凹みは腐り+樹液の減少によるものでしょうか。
とにかく腐りともなると早急になんとかしないと、全体に腐りが回って取り返しのつかないことになりそうです^^;
前科があるので・・・
こちら、腐りが全体に回ってしまったパキプスの胴切りです。
対処方法
- 樹液コーティングを硬化させて傷口を塞いでもらう(自己再生)
- ダメージ箇所をぬるま湯で洗い流し
- ベンレートを粉ごと塗布
- 腰水の水には浸けない(乾燥させる)
今回、上記のことをすべて試しました。
①〜③に関しては、上から順番に試しました。
樹液コーティングを硬化させて傷口を塞いでもらう(自己再生)
「株が元気なうちに自己再生してもらう」というのが私にできる(何もしてない)唯一の方法だったのですが、毎日水換え&シャワーをしているせいで、一向に樹液が固まってくれませんでした。
それのせいで樹液が出続けてしまい、最終的に凹みの拡大にも繋がってしまったのかもしれません。
ダメージ箇所をぬるま湯で洗い流し
自己再生がうまくいかなかったので、人工的に頑張ってみることにします。
まずはダメージ箇所をぬるま湯で洗い流してみました。
毎日朝晩2回、シャワーで清潔にします。
黒ずみ部分を触って押してみても硬さはありました。
ベンレートを粉ごと塗布
毎日2回のシャワーと合わせて行ったのがベンレートの塗布です。
傷口の殺菌目的で行いました。
シャワーの際に流れてしまうので、シャワー後に毎回塗布してました。
塗布するときは刷毛を使って優しーく。
その後の様子
処置した後もしばらく樹液は出続けていましたが、次第に出てくる量が少なくなり最終的には治まりました。
ただ、凹みは依然よりも増した感じがします。
黒ずみ部分もそのまま残った状態です。
それでも葉の展開は停滞することなく、また、腐ったときに見られる葉枯れの症状もないので、ひとまず危機は脱したんだと思います。
知識があれば、ほじくって対処とかもできたのかもしれませんが、それが仇となってしまうのも怖いし、そもそもスキルがないので、最終的には株の生命力に賭けたような形です。
同じような状況でも、生命力の違いで死んでしまうような株もあるかもしれません。
今回は運が良かったということで、パキプスの生命力に感謝!
発根→活着後の傷の様子
ダメージを発見した発根管理当初からで換算すると、約4ヶ月後の状態です。
黒ずみと凹みはあいかわらず残っていますが、当初よりも凹みは浅くなっったような?
とりあえず発根もして活着もしてるので、株は完全に生きました!
生命力の勝利です!
生かせなかった4株の分も全力で生きてくださいませ🙏