どうも、yuppyです。
今回は、みんな大好きケラリア・ピグマエアの挿し木のやり方について紹介します。
かなり簡単なので、みなさんにぜひ挑戦して頂きたいです!

そもそもケラリア・ピグマエアは挿し木ができる塊根植物

そもそもの話、ケラリア・ピグマエアは挿し木ができます!
挿し木ができる塊根植物は、オペルクリカリア系、フォークイエリア系、アデニア系など意外とたくさんありますが、ピグマエアもその1つですね。
私の勝手なイメージかもしれませんが、俗に言うところの「木」は挿し木できるイメージがあるんですよね。
オペルクリカリア系はまさに「木」ですし、一般的なところでいうと、桜とかリンゴとかオリーブとか・・・
ケラリア・ピグマエアについては「木」というより多肉色が強い気がするのですが挿し木できちゃうんですね~。
葉挿しはできない
多肉植物と言えば「葉挿し」で増える印象がありますが、ピグマエアは葉挿しはできません。
”できません”と断言するとアレなので、訂正すると、私は成功したことがありません!
また、今のところ葉挿しが成功したという人も見たことがありません。
葉挿しに成功した人がいましたら教えてください!
ケラリア・ピグマエアの挿し木のやり方を紹介

それでは本題です!
ケラリア・ピグマエアの挿し木のやり方はいたって簡単で、
枝を切って土にぶっ挿すだけ!
です。
いやいや、もっとなんかあるでしょ?って思ったかもしれません。
ですが実際、何の処理もせずにぶっ挿しただけで発根してます!
それでも、より発根率を高めたい場合は、発根促進剤の使用をおすすめします。
私はルートンとオキシベロンを使ったことがありますが、ルートン使用時に発根したことがあるので、今回はそちらの方法のみ記載します。
- 剪定した枝にルートンを塗布(うまく付かない場合は少量の水で溶いてから塗布)
- 1日程度乾燥
- 水はけのいい土に挿し、浅めの腰水で管理
この方法で発根しました。
気づいたら発根してたって感じなので、発根までの日数はモニターしてません!すみません!
基本的には、触れずに放置です。
新芽が出てくるようなら発根してる可能性大です!
元からあった葉にハリが出てくるようならこれもまた発根の可能性大です!
逆に、もともと付いていた葉が萎れたり、枯れるようなら根は出ていないと思います。
木質化した太枝の方が発根率は高い
若い枝でも発根しますが、やはり木質化した太枝の方が発根率はいい気がします。
単純に体力的な問題だと思います。
葉を残す、残さないに関しては、ピグマエアの場合、なるべく残しておいた方がいいです。
これも体力的な問題です。
普通は蒸散を防ぐために葉っぱはむしったり切ったりして最小限にするのが定石ですが、ピグマエアの場合、葉の水分も体力の一部なので残します。
挿し木で塊根部を太らせるには膨大な時間が必要
ピグマエアの挿し木は簡単なので、単に株数を増やすことを考えれば最適な方法かもしれません。
ただ、塊根部を太らせることを目的とすると、挿し木は向いていません。
まったく太らないということではありませんが、非常に時間がかかりますのでその点は注意です。

上の写真は実生個体と挿し木個体です。
左3つが実生、1番右が挿し木になります。
どれも1年ほど埋めていましたが、挿し木個体は実生個体のように塊根部は太りませんでした。

それでも、挿し木した当時よりは確実に太っているんです。
ペリペリと表皮が剥けて成長しようとしています。
プロセスとして、元々枝だった部分が塊根、つまり「根」に変化するというところで時間を要すんだと思っています。
早く塊根部を成長させたいなら実生

塊根部が太ったピグマエアを作りたいということであれば実生しましょう!
現地球で最初から塊根部が太った個体を買うのもいいですが、成長という意味では実生が最高に楽しめます!
実生個体は塊根部を太らせやすく、1年あれば2cm以上塊根部を肥大化させることも可能です。

ケラリア・ピグマエアの挿し木の魅力とは?
ピグマエアの挿し木の魅力は、自分が好きな個体の個性を引き継いだ株、つまりクローン株を量産できることだと思います。
丸葉や粒葉の葉性、性別はそのまま引き継ぐことができることが挿し木の魅力だと思います。

よく皆さんがやられているのが、種取り用の親木としての挿し木です。
雌木を増やして種の大量採取を目的とした挿し木ですね。
あくまでも種取り用なので塊根の大きさは問わないわけです。
まぁこれは生産者さんの考え方かなーと思います。
個人の趣味レベルではそこまでしなくてもいいような気がします。
私がそうですが、雌木1本で50粒近く種子が取れています。

めっちゃ結実して種が取れるので調子に乗って増やしてましたが、そもそもそんなに蒔くスペースもないし、さすがにそんなにピグマエアいらんやん・・・ってなってます。
種子もそれなりの値段で売れるので販売するのも一つの手ですが、何せめんどくさくて・・・
ほしい方いましたらご連絡いただければ余剰種子をお譲りします~
物々交換でもいいです〜