今回は「スリットプラ鉢に底石は必要か?」について熱く語ります!
えーっと…
結論から言いますとスリットプラ鉢に底石は必要ありません!!
はい!解散!
…これでは記事にする必要もなくなってしまいますのでもう少し語らせてください。
そもそも底石の意味ってなに?
鉢に底石を入れる意味は大きく分けて2つあります。
- 土抜け防止
- 水はけの向上
スリット鉢以外の鉢(とくに陶器鉢)だと基本的に大きな底穴が開いているだけかと思います。
こんな感じで。
そこに直接用土を入れようとすると底穴からスルスルと土が抜けていってしまいますので、それを防止する意味があります。
土抜け防止だけであれば鉢底ネットを敷くだけでも問題ありませんが、それだと水はけが悪くなる傾向にあります。
ある程度底石を敷いておくことで水はけをよくすることができる、というのも底石を敷く意味となります。
もうひとつあった!底石を入れる意味
もうひとつありました。
「用土の節約」です。
私も用土が少なくなってくるとよくやるのですが、底石をいつもより多く入れてかさ増しするんですよね。
用土よりも底石のほうが安いっていう理由も結構大きいんですが…
これは陶器鉢だろうとスリット鉢だろうとやってます。
当然のことながら水はけがいつもより良くなるので植物は選ぶかもしれません。アガベだったら全然問題ないですね。
サークリングの原因になるみたい
ただ、気をつけてほしいのが底石を入れることで根がサークリングしてしまう可能性があるみたいです。(確証はないので「みたい」と言いましたがどこかで見ました)
用土100%であればスリット部から根が出てくるのが正常な生長ですが、底石を入れることでそこで根がストップしてしまう(底石に沿う形で横に生長してしまう)ことが原因みたいです。
スリットプラ鉢は底石を入れなくても水はけよし!土抜けなし!
で、スリット鉢はなんで底石を入れる必要がないかというと、底石を入れなくても水はけはいいし土抜けもしません!
土抜けしないっていうのは使う用土によるところがありますが、赤玉土の小粒(2〜3mm)であれば抜けません。正確にはちょっと抜けて止まるって感じです。
実際にスリット鉢のスリット幅を測ってみると2〜2.5mmでした。
手元にあった鉢がプレステラ90とカネヤ産業のEG-75だったのでこの2つしか測れていませんがプレステラ105でも120でも一緒かと思います。
スリットプラ鉢に底石を入れるとすれば用土の節約とさらなる水はけの向上か?
ということでまとめというかなんというかですが、基本的にスリットプラ鉢には底石は入れなくてOKです。むしろ底石を入れることでサークリングの原因になってしまう可能性があることに注意しましょう。
底石を入れるとすれば「用土の節約」と「さらなる」水はけの向上といったところですかね。
まぁこれを書いていて思ったのですが、用土を節約するなら用土に底石を混ぜたほうがいいかもしれません。(用土の粒の大きさによるとは思いますが)
あと水はけに関しては、底石の量で調整するより鉢サイズで調整したほうが管理はラクだと思います。用土も少なくて済みますし。