どうも、yuppyです。
今回は、実生して楽しかった植物と、逆にイマイチ楽しくなかったな、という植物(ビザールプランツ)の紹介です。
はじめにお断りを入れておきますが、
完全に私の独断と偏見です!
それと、そんなにいろんな種類の実生をしてきたわけではないので偏りがあります。
さらに、私基準で「そもそも楽しそうな植物しか実生していない」ことも念頭に置いて見ていただければ幸いです。
実生して楽しかった植物
ケラリア・ピグマエア
発芽率がよく、小さいうちからピグマエアしてる←ので実生初心者の方も非常に楽しめる植物だと思います。
小さなプリプリな葉は初めから見ることができます。
塊根部も1年である程度大きくすることができます。また、2年も経つと花も咲くので、うまくやれば結実も可能です。
たくさん取れる~ pic.twitter.com/PX0KSe6mRw
— yuppy🌵 (@yuppy7367) July 25, 2023
多肉質な葉と塊根と結実まで楽しめるまさにオールインワン!いいとこ取りな植物です。
数粒実生して雄雌が揃ってしまえば、実質永久機関の完成です。
種子であれば、今は安くて5粒2000円しないくらいで買えるのでコスパ抜群です。
フォークイエリア・ファシクラータ
ファシクラータも発芽率がよく、私が実生した際には10粒中7粒発芽しました。
その後は私の管理ミスもあり、結局1株しか残りませんでしたが、比較的成長も早く、丸みを帯びた美しい葉と、赤と緑のコントラストがなんとも不思議な幹を楽しむことができます。
秋には紅葉するのでこれまた美しくて楽しめます。
ファシクラータの紅葉🍁 pic.twitter.com/YaZ1tsx3Z8
— yuppy🌵 (@yuppy7367) September 29, 2023
塊根部が太りだすのも早く、ずっと楽しめる塊根植物だと思います。
ピグマエアと違って、土の上で塊根部が成長するので、塊根の成長を目で見て楽しめるのも魅力的です。
唯一の欠点は、種子が非常に手に入りずらいことです。
私が運よく入手できた時でも900円/粒ほどの高価な種子でしたが、その後高騰し、1600円/粒とかで取引されるようになってしまいました。
まだ出回っているうちはよかったのですが、現在(2023年11月)は販売すらされていません。
ここ数カ月は市場に出回っていない印象です。
ファシクラータは面白いのでぜひ実生にチャレンジしてほしいですが、種子が出回っていないというのが現状です。
私はもう一度やりたいので種子情報求む!!
パキポディウム(ウィンゾリー)
パキポディウム系の種子は入手しやすく、発芽率もいいのでみなさん実生を楽しんでいられる印象です。
実生されている方がたくさんいるので、育て方の情報を入手しやすいというメリットもあります。
パキポディウム系の中でもレアな品種がバロニー、ウィンゾリー、アンボンゲンセですね。
私はウィンゾリーしか実生したことがないので、ウィンゾリーに関して書かせていただきますが、小さいうちから樽型の幹を形成し、幅広の葉っぱが出てきます。
ウィンゾリーの原種と言われるバロニーは幹は細長く、葉も尖ったものが出てきます。
ウィンゾリーの種子だと謳われていて買って、いざ成長してみたらバロニー寄り(バロニーだった)というのはよく聞く話です。
どちらもレアな品種なので、どっちがいいとかではありませんが、個人的には幹が太るウィンゾリーの方が好きなので、種子の出どころには注意してました。
グラキリスも太りやすくて人気ですね。
実生するならグラキリスかウィンゾリーをおすすめします!
アンボンゲンセもやりたいんだけど、実生はそんなにかっこいいの見たことなくてなかなかやる気が起きません。
幹が太りだすのにとても時間がかかるんだと思います。
実生してイマイチ楽しくなかった植物
ここからは実生してイマイチ楽しくなかった植物の紹介です。
そもそも私の基準として、「面白そう(現地球がかっこいいなど)な植物しか実生しない」ので、植物自体の魅力は間違いなしです。
私の育て方や種のポテンシャルがイマイチだったがゆえに(今回は)楽しめなかった、というのが私が伝えたい部分です。
炎上回避←
コミフォラ・カタフ
まずはコミフォラ・カタフの実生です。
単純に、5粒蒔いて発芽せずに終わってしまったため「イマイチ」だったな、という所感です。
Seed Stockさんで購入した種子ですが、発芽報告欄を見ると発芽している人もいるので、私の腕がなかったか、種子の鮮度的な問題もあると思います。
それと、硬質種子は発芽しにくいと言われますが、まさしくカタフは硬質種子で発芽しにくいヤツなんです。
かといって発芽するまでボンボン蒔けるほど安い種子でもないので、今のところ再チャレンジの予定は未定です。
カタフの種子単価は600円/粒ほどです。
オペルクリカリア・パキプス
次に、みんな大好きパキプスです。
実生にチャレンジしましたが、こちらも1粒も発芽せずに終了です。
最近ではいろんなところで種子が出回っていますね。
新鮮そうな種子も多く、発芽している人もたくさん見るので、今やれば楽しめるかなーと思いつつ、現地球も実生株も手にした現在、そこまでやる気が起きないのが実状です。
パキプスも硬質種子なので発芽難易度は高めです。
【番外編】実生2年目くらいか面白くなりそうな植物
アガベ系
私は、アガベ オテロイとアガベ ユタエンシス エボリスピナの実生をやったことがありますが、どちらも発芽率がいいので実生難易度は低めで楽しめると思います。
ただ、(育成環境によりますが)成長はゆっくりで、アガベ特有の鋸歯を楽しむフェーズになるまでにはとても時間がかかります。
なので、2年目くらいから楽しめる植物だと思います。
また、チタノタの場合、ネームド株のような特徴ある個体を狙っての実生はあまりおすすめしません。
特徴のない個体は切り捨てるとか、安く販売したりするとか割り切れる人ならいいですが、私みたいに「特徴なくてもここまで育てたし捨てられないな、自分で育てよう!」って人は、ただただ株が増えてくだけなのできついっすよw
発芽率がいいゆえの苦悩です。
やるなら少量にして、発芽→成長のフェーズを純粋に楽しめる程度に留めておくことをおすすめします。
実生は園芸人としてのスキルアップが図れて面白い!!
発芽→双葉→本葉→特徴が現れる
と、各フェーズが次々にやってきて成長を感じられるので実生は非常に面白いです。
そのたびに環境や水揚げ頻度、用土を見直したりするので面倒っちゃあ面倒ですが、自身のスキルアップも図れて、1から育てたという愛着も沸いて楽しさの方が勝ります。
まるで赤ちゃんを世話する気分です。
すでに完成された姿の植物を育てるのも観賞価値が高くて楽しいことは間違いないですが、実生株への愛着は比じゃないです。
実生はお金で買えない価値、まさしくプライスレスです!