こんにちは、yuppyです。
今回は、パキポディウム・グラキリスの現地球を1年以上管理した育成方法と成長記録について綴っていきます。
塊根幅約7cmの現地球赤肌グラキリスを迎える
BIZARRE GREENさんから現地球のグラキリスを迎えました。
私にとって初の現地球グラキリスです。
赤肌がたまらなくかっこよく、ひとめぼれ買いしました。
発根済みだったので安心でした!
ちなみに実生ウィンゾリーもBIZARRE GREENさんから購入しています。
パキポディウム・グラキリス(現地球)の育成環境&育成方法
夏場の管理
- 屋外無遮光直射日光管理(梅雨も外)
- 水やり頻度:2日に1回程度たっぷりと
- 肥料:元肥、追肥なし
真夏でもノーガードでまったく動じませんでしたので、10月頃までは屋外の無遮光下で管理していました。
その代わり、夏場は用土がすぐに乾くので水やり頻度は多めにしていましたが、肥料はとくに与えていません。
夏場は、現地の痩せている土壌をイメージして育成していました。
冬場の管理
- 室内LED管理(アマテラス、ヘリオス⇒Marshydro TS1000)
- 水やり頻度:3日に1回程度(用土が乾き次第)
- サーキュレーターで送風(弱・首振り)
- 肥料:週1でハイポネックス液肥とリキダスをローテーション
休眠させようと思ったのですが、寒くなってきてもなかなか落葉もせずに粘っていたので、頃合いをみて室内に取り込んじゃっています。
それからは休眠させる管理から冬場もガンガン育てる管理にシフトしました。
LEDはアマテラスとヘリオスを併用していましたが、最近Marshydro TS1000を導入してこちらに変更しています。
肥料もガンガンやっているので賛否両論あるかもしれませんが、この管理でどうなるのか?という実験もかねて育成しているところです。
パキポディウムを育てる際に一般的に言われている下記のような管理と真逆のことを行って成長の変化を見ています。
- 冬は落葉させて休眠
- 水やりは1週間に一回程度でOK(休眠させたら断水~1カ月に1回程度)
- 肥料は不要(肥料をあげると徒長の原因に)
グラキリスを冬に休眠させるかどうかは室内設備の有無によるのでは?
冬に落葉させて休眠させるかどうかは室内設備が整っているか否かによると個人的には思います。
そもそも、パキポディウムの原産地であるマダガスカルでパキポディウムたちは休眠しているのか?という疑問が出てきます。
マダガスカルの寒い季節でも平均気温は10℃以上あります。(アンタナナリボ − マダガスカルの気温|気象庁)
休眠するかしないかの微妙な気温です。
私は現地で実物を見たことがあるわけではないので推測にすぎませんが、現地では成長が鈍化する時期はあっても休眠はしていないのではないか?と思っています。
では、なぜ日本では「冬は休眠」と言われているのでしょうか?
これはあくまでも個人的な見解ですが、日本の気候に合わせるためということもあるでしょうが、冬場の室内設備の有無が大きく関係しているのではないかと思っています。
冬でも夏場のような環境を作るには、温度を維持したりLED照射したりと、それなりの設備投資が必要になり、コストがかかる話になります。
しかし、株を休眠させてしまえばそのような大掛かりな設備は必要なく、最低限の温かさ(とできれば光)を保った部屋で根が枯れない程度の水を与えるだけの管理にできます。
そのような点から、
- 十分な室内設備があるなら休眠させる必要なし
- 設備がないなら休眠が必要
であると私は考えています。
設備なしで休眠させずに室内管理するとどうなるの?
室内設備が整っていれば休眠させる必要はないと前項で述べましたが、では、設備なしで休眠させずに室内管理した場合、株はどうなってしまうのか?ということですが、
徒長します!!!
パキポディウム全般、強い日差しを必要とする植物なので、日差し(植物育成LED)がないところで育てると徒長します。
徒長とは?
植物の茎や枝が必要以上に伸びた状態のこと。陽の光や風が不足していると起こる。
グラキリスの徒長の例としては、枝が間延びしてしまったり葉が無駄に大きくなってしまったり、、、ですね。
徒長しても死ぬことはありませんが、せっかくかっこいい姿で育っている株を徒長させてかっこ悪い姿にはできませんよね?
しっかりと休眠させていれば基本的に成長もストップ(鈍化)するので徒長を防げます。
なので、室内設備がない方はしっかりと休眠させてから室内管理することをおすすめします!
逆に、室内設備が整っていれば夏も冬も関係なしにガンガン育成スタイルで育てることができます。
ただし、花を咲かせたい(結実させたい)ようであれば休眠させたほうがいいようです。
休眠させたほうが花が咲きやすいみたいですね。
私自身、パキポの花は咲かせたことがないので、休眠させたら咲くのか?休眠させなくても咲くのか?などは今後の課題としたいと思います。
パキポディウム・グラキリス(現地球)を1年以上管理した成長記録
ここからは、我が家に迎えた現地球グラキリスの成長を見ていきます。
2021年9月 赤肌グラキリスお迎え
2021年11月 お迎えから2ヶ月後
迎えてからずっと室内管理をしているので葉っぱはワサワサです。
2022年1月 お迎えから4ヶ月後
室内管理をしていましたが葉が色付きはじめ、枯れて落ちる葉も出てきました。
室内と言っても外気を吸気しているようなサンルームですので夜間の気温は10℃以下になってしまう環境です。
このまま休眠するかな??
2022年3月 お迎えから6ヶ月後
だいぶ葉を落としましたが休眠はしていません。
新しい葉の展開もないので成長はほとんどしていない状況です。
ただ、塊根部はパツパツパンパンの仕上がりです。
2023年2月 お迎えから1年5ヶ月
えー・・・めっちゃ時空を超えてごめんなさい!!!
外管理になるとめっきり写真を撮らなくなるので・・・^^;
2022年3月からここまでの間にいったい何があった!?って感じですが、イベントとしてはVALIEM鉢に植え替えたくらいですね。
そしてご覧の通りメキメキと塊根部が割れてきました。
確実に太ってきていますね。
植え替え時にちょっと傾きをつけちゃったので迎えたときとの比較は難しいですが、サイズ的にはあまり変化なしです。
ただ、先ほどの写真のように塊根部が割れてきているので、少しずつですが成長しています。
グラキリス育成は初でしたが、ここまでとくに体調を崩すことなく順調に育ってくれていることにとにかく感謝です!!
引き続き当ブログで成長記録をつけていきますので今後ともよろしくお願いします!
それでは皆さん素敵なBOTANILIFEを!