こんにちは、yuppyです。
みなさん、植物の管理に簡易温室は使っていますか?
冬場の管理で温室を使う方も多いと思いますが、実は温度を上げると湿度が下がるという問題があるんです。
特にパキプスなどの発根管理では、高温多湿環境をつくることが成功のカギになります。
そこで活躍してくれるのがペットボトル給水タイプの加湿器。コンパクト&安価で、私自身も重宝しているアイテムです。
補足:「温度を上げると湿度が下がる」という表現は、正確には「相対湿度が下がる」という意味です。
空気は温度が上がると含むことができる水分量(飽和水蒸気量)が増えますが、水分量(絶対湿度)が変わらなければ、結果的に相対湿度は下がります。
つまり、ヒーターなどで温室内の温度を上げると、乾燥しやすい環境になるため加湿器が必要になる、という理屈です。
参考:気象庁|湿度とは /日本気象協会(tenki.jp) /NOAA
※現在、私が使っているモデルと同じものは販売終了のため、今回は類似モデルの紹介になります。
🌿 加湿器を導入した目的|発根管理には「高湿度」が必要
ペットボトル加湿器を導入した最大の目的は、パキプスの発根管理です。
パキプスはマダガスカル原産の植物で、本来は高温・乾燥を好みます。しかし、発根管理時のみ高温多湿の環境を作る必要があります。
冬場や気温の低い時期は、パネルヒーターなどで温度を上げる必要がありますが、その分湿度が下がります。そこで湿度を補うのが加湿器の役割です。
🧴 ペットボトル給水加湿器を選んだ理由
加湿器といっても、気化式・超音波式・スチーム式など種類はさまざま。
今回の目的は「温室の湿度を上げる」だけなので、機能は最小限で十分でした。
- とにかく価格が安い
 - 温室内でも使えるコンパクトサイズ
 - ペットボトルを差すだけで給水できる手軽さ
 
ペットボトル式は価格も安く、場所もとらず、ちょっとした湿度維持にはベストでした。
💧 実際に使ってみた感想と効果
実際に加湿器を温室内で稼働させると、湿度が 34% → 83% まで上昇。
操作もシンプルで、朝セットして夜給水するだけでOKです。
ペットボトルのサイズを変えることで給水量も自由に調整できます。
- 350ml・500ml:安定して稼働
 - 1L:機種によっては安定しない
 - 弱モードで8〜10時間稼働可能
 
さらに、余った水はそのまま植物に与えることもできるのも地味に便利です。
⚠️ ペットボトル加湿器のデメリット
もちろん、安価な分だけデメリットもあります。
- 自動調湿機能がない
 - 湿度が上がりすぎると結露のリスク
 - 強弱の調整幅が少ない
 
最初のうちは湿度の上げすぎで床が結露したこともありました(汗)。
ただし、一度環境を安定させれば調整不要です。
自動調湿機能はあれば便利な機能ですが、必須ではないと感じました。
▼自動調湿機能付きモデル👇
🌱 まとめ|発根管理は“高温多湿”がカギ
- 温度を上げると相対湿度が下がるのが温室管理の落とし穴
 - ペットボトル加湿器は安価&コンパクトで導入しやすい
 - 湿度が上がることで発根環境を安定させやすい
 
発根管理は温室・ヒーターなどでコストがかかりがち。ケチれるところはしっかりケチるのも大事です。
まずは安価なモデルで試してみて、必要に応じてステップアップするのがおすすめです。
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