こんにちは、yuppyです。
発根管理をする上で大切なことは「いかに鉢内温度を上げられるか?」だと思っています。
環境全体を暖めれば同時に鉢内温度を上げることは可能ですが、室温=鉢内温度にはならないんですよね。
ましてやパキプスの発根管理をしていると「全体の環境は30~35℃程度にしたいけど鉢内は35~38℃にしたいなぁ」というシビアな要望も出てきます。
実際の自然環境もそうですが、ほとんどの場合、外気よりも地面の方が温かいです。
日本の夏場だと外気は35℃だけど地面はやけどするほど熱い(50℃近い)ってこともありますよね。
自然の環境に近づけるという意味でも鉢内温度の上昇は重要になってきます。
では、鉢内温度を簡単に上げるにはどうするか?
本来の用途とは異なりますが「カメラ用レンズヒーター」が非常に優れものだったので紹介していきます。
カメラ用レンズヒーターを購入に至った経緯
私は始め実生用のヒートマットを使っていました。
こちらも非常に便利で環境温度、鉢内温度を上げることができるのですが、ちょっと心もとないんですよね。
温度調節機能がないので上がれば上がりっぱなしですし、上がっても30℃まではいきません。
さらに、鉢と接地している部分しか温かくならないので、鉢の真ん中あたりは外気温と同じくらいにしかなりません。
もっと鉢内温度を上げたいと思い、いろいろと調べる中で行きついたのが「カメラ用レンズヒーター」でした。
カメラ用レンズヒーターのスペック紹介
こちらの商品は二代目と三代目があります。
二代目と三代目の違いは主に保温テープ部の幅&長さと価格です。
二代目 | 三代目 |
幅8.5×長さ37㎝ | 幅4.5×長さ45㎝ |
2,050円 2023年1月時点 |
2,290円 2023年1月時点 |
いろんなレンズに対応できるように幅を狭めたのが三代目ということでしょう。
鉢を暖めるには幅広いほうがいいんですけど・・・
幅広で長さが短い二代目にするか幅狭で長い三代目にするか、どちらを取るか悩ましいところですが、私は三代目を使っています。
新しいもの好きの性が出てしまいました。
レンズヒーターを実際に使ってみた感想・レビュー
実際に鉢に巻きつけて使ってみましたが、これが非常によかった!
低温モードで使用しても鉢内温度を35℃程度まで上げることができました。
上がりすぎることなくキープできたのもよかったです。
中温モードで使用すると42℃まで上がりました。
実際はもっと上がるのかもしれませんが、42℃を観測した時点でさすがにヤバい!と思い下げました。
高温モードは試していませんが、50℃以上にできそうです。
さすがにそこまで熱くなってしまうと植物へのダメージの方が心配になってくるので、通常は低温モードで十分かと思います。
USB電源なので非力かと思いきや、ものすごい性能でした。
メリット
- 布製&マジックテープで簡単に巻ける
- すぐに温度上昇してくれて設定温度を保ってくれる
- 水に強い
デメリット
- 大きな鉢には巻けない(直径12cmが限界)
- テープ幅が4.5㎝(三代目の場合)と狭いので鉢全体を暖めるのは難しい
私は三代目を使っているので大きな鉢には巻けませんが、径15㎝のテーパ型鉢の中腹には巻くことができました。
汎用性はかなり高いと思います。
カメラ用レンズヒーターのみんなの口コミ
グラキリスの発根管理用に購入しました。
マジックテープなので巻くだけ装着完了。
スイッチを入れてから数分で温かくなり温度調整もできるのでいろいろ試してみようと思います。USB接続のヒーターを探していたので満足しています。
園芸用として、ベアルートの発根管理に使っています。
鉢に温度計を入れて使っています。
鉢に高さに丁度いいです。
ヒーターとしての性能は十分いいとして、ナイロンケーブルになっている点が個人的にはうれしい点です。寒いところで使うとケーブルが硬くなってしまうし、ヒーター本体との付け根で断線しやすいので。ついついもう1点買ってしまいました。あとはヒーター本体の幅広バージョンがあればありがたい。
発根管理を絶対に成功させたい人は買い!
私はパキプスの発根管理に始まり、コミフォラ・カタフやアガベの発根管理にも使っています。
これを使ったから成功したとは言い切れませんが、使ったことで根を出しやすい環境を作ってあげられたと思っています。
一台あれば何度でも使いまわせますし、安いので満足度は高いと思います。
たった2000円の設備投資ですので、根の生えていない高い植物を買う前に用意しておくことをおすすめします!
カメラ用レンズヒーターの購入方法
Amazonで購入するのが安いし早いしおすすめです!
楽天だとなぜか1000円近く高いんですよね・・・
ちなみに私は、その日にすぐに欲しくて、近くのカメラ屋さんを周ったんですがありませんでした・・・。
労力を考えても素直にネットで買うのが吉でした。
さいごに
あー、あのときあれ使っていれば発根管理うまくいってたんかなぁ・・・
って思う前に設備投資しておきましょ!
それでは皆さん素敵なBOTANILIFEを!