どうも、yuppyです。
5代目パキプスの発根管理、前回の続きになります。
前回まではこちら↓
今回は、発根管理1週間経過後〜21日までの期間を掲載しています。
変化としては、タイトルにもある通り、ついにカルスが出てきました。
カルス(英語: callus)とは、固形培地上等で培養されている分化していない状態の植物細胞の塊。植物細胞の分化は何種類かの植物ホルモンの濃度比によって制御される。このことを利用して、カルスの作製・維持、植物個体への再分化を操作できる。
カルス=根ではありませんが、カルスが形成されることで発根の可能性が高まります。
パキプスの発根管理においては、カルス形成→発根というのがセオリーになりつつあるので、発根までもう少しなのか!?と期待が高まります。
前回までのあらすじ
水耕で発根管理開始
↓
1日2回の水換え&温水シャワー
↓
発根管理1日目で芽吹き
↓
1週間目まで順調に芽吹きを展開
表皮に黒ずみ+樹液+凹み発生
発根管理10日目にして問題発生!
パキプスの胴体部分に得体のしれない黒ずみを確認しました。
最初からあったものかとも思いましたが、下の1週間前の写真と見比べると明らか黒ずみが濃くなって凹みも大きくなってるように見えます。
かなり心配ですが、ここは一旦ベンレートを塗布して様子を見ます。
この黒ずみ処置の詳細は別記事にしたいと思います。
結局発根管理後半まで悩まされる原因になるので・・・
黒ずみ+樹液+凹みの発生原因と対処方法について、下記事に詳しくまとめました。
発根管理12日目
黒ずみが気になってこの部分の写真しか撮ってませんw
明らかに凹んでんなー。
発根管理15日目
胴体が凹んで樹液が出てるのは気になりますが葉の展開は止まりません。
写真のように葉がまとめて出てくるところもありました。
発根管理17日目
ここまで展開スピードも衰えずにきています。
黒ずみは相変わらずです・・・
発根管理19日目
根回りの様子です。
主根ははじめの頃と変わらずキレイなままです。が、いい変化はとくにありません。
発根管理20日目
本日で発根管理20日目になります。
葉の展開は順調、新しい芽吹きも出てきてラッシュです。
枝になりそうな部分はまだありません。
「枝が出た=発根」でもないので枝が出ればいいというわけではありません
発根管理21日目
なんと!ついに!
発根管理21日目にしてカルスを確認しました!
わかりにくいと思うので矢印をつけましたが、この白っぽくなっているところがカルスです。
発根してるわけではないので、まったく油断していい状況ではありませんが、この瞬間はさすがに舞い上がりました。
ここまで葉の展開は順調だったものの、根回りはイマイチくすぶってましたのでついに来たか!って感じです。
根回りが毎日確認できる水耕管理のメリット発揮です。
グズらずに発根まで持っていけるかスピード勝負!
ここからはスピード勝負だと思っています。
展開スピードは落ちていないので間違いなく生きるスイッチは入っている状態ですが、ここからはさらにギアを上げて、一気に発根まで持っていきたいところです。
逆にグズったら再起不能な気がしています。
以前に、芽吹きありパキプスを腐らせて発根管理失敗していますが、最悪そこまで転落するということは身をもって経験してます。
発根管理中芽吹きありオペルクリカリア・パキプスを腐らせて枯らしてしまった管理方法とは?
とにかく腐ったら終了なので、一番に気を付けることは、
腐らせないようにすること!
次に、
一気に展開させるための温度(湿度)にもっていくこと!
これらのことに重点を置いて、今後管理していきたいと思います。
「一気に展開させるための温度(湿度)にもっていく」というのは、実は、「腐らせないようにすること」と若干矛盾が生じるので、諸刃の剣的な要素があります。
ただ、この株に関しては今のところ順調なので、多少リスクを取ってでも発根を優先させます!
現在の発根管理環境
- 水温は32〜40℃
- 室温(温室)は30〜35℃、湿度40〜70%を行ったり来たり(換気も大事)
- 安物パネルLED使用
- 微風で送風
- 湿度が保たれていれば霧吹きは不要(もしくは1日1回程度)
- 毎日朝晩2回の水換えと株にシャワー
- 水換えのタイミングで温室内の換気
【レビュー】GREENSINDOOR LED植物育成ライト600W相当が思った以上に明るくコスパがよかった件