今般の塊根植物ブームが後押しをしているのか、植物育成ライト市場は現在かなり活気づいています。
安物から高い物まで価格帯は様々あり、各社から創意工夫がされたライトが販売されています。
そんな中、今回私は「GREENSINDOOR LED植物育成ライト UV/IR LED 600W相当」を購入し、使ってみました。
想像していたよりも明るく、使い勝手がよかったので使用感をレビューしていきます。
2023年11月現在、400WタイプのLEDライトで出火の恐れがある事案が発生しています。
配線がドライバー内でショートして、プラスチックのドライバーを焦がす(溶かす)症状が見られるようです。
いずれも使用年数や使用環境などの状況は不明ですが、同様の事案が散見されますので、使用される際は十分注意して頂きたいと思います。
本記事で紹介している600Wタイプでは、今のところそのような不具合は発生していないようですが、万が一のことを考えて購入および使用を控えるなどの対応が必要かもしれません。
私は今のところ問題ないので、自己責任で引き続き使っていきます。
いずれにせよメーカーからの公式アナウンスを早急に行っていただきたいものです。
植物育成LEDライトの目的
コーデックスやアガベに限らず、植物は陽の光、風、水を栄養とし、成長しています。
育成する上ではどれが欠けてもうまくいきませんし、バランスが大事になります。
万が一、一つでも要素が欠けていると葉の色がうまく出なかったり、陽の光を求めて茎が長く伸びてしまう(徒長)など、さまざまな成長障害をもたらします。
ただ、私はその中でも特に重要な要素が陽の光だと思っています。
人間も陽の光を浴びないとビタミンDが欠乏すると言われているように、太陽の光は偉大です!
しかし、植物を室内で管理する場合、陽の光を十分に浴びることができなくなってしまいます。
とくに、コーデックスやアガベなどの強い光を必要とする植物にとっては死活問題です。
そこで登場するのが、そう!植物育成LEDライトというわけです。
GREENSINDOOR LED植物育成ライトの選定理由
私がこのライトを選んだ理由は3点あります。
- 棚の高さに制限があったため
- 使用している方を見てよさそうだったため
- 価格の安さと安全性
棚の高さに制限があったため
私が使用している植物棚の一段あたりの開口高さは70cm程度ありますが、ここに3,40㎝の高さの植物を置き、E26口径のソケットタイプのライトを設置すると全くクリアランスが取れません。
そこで、フラットタイプのこのライトを選んだというわけです。
使用している方を見てよさそうだったため
SNSを見ていると、このLEDを使用してコーデックスやアガベを育てているいる方が多くいました。
その中で、「明るさも十分で徒長もおきていない」というレビューがあったのも購入の決め手になりました。
価格の安さ
そして、なんと言ってもこのライトは価格が安く抑えられています。
私はここまでアマテラスLEDやヘリオスLEDを使ってきていますが、アマテラスLEDは1万円越えですし、ヘリオスLEDも7千円後半とそれなりのお値段します。
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それでいて照射範囲は広くないので、多くの株に光を当てようとするとそれだけ多くのライトが必要になります。
一方、こちらのライトは5000円程度購入でき、照射範囲も広範囲なのでコスパがいいです。
単純に性能の面でいえば家電製品と同じで「高かろう良かろう、安かろう悪かろう」になってしまう部分もあるんでしょうが、使っていて今のところ何の問題もありません!
まぁそれも含め、どれだけ違うのかも今後比較できればいいなと思っています。
また、PSEマーク(国が定めた技術基準委適合している商品の証明)も付いているため、一定基準の安全も保証されています。
発火の危険性などは少なからず「ない」と言えると思います。
GREENSINDOOR LED植物育成ライト600W相当のスペック
LEDビーズ | 225 LED |
---|---|
ライトカラー | 暖色+赤+白+UV+IR (フルスペクトル+UV+IR) |
波長 | 380-760 nm |
1日の電気代 (1日12時間、27(円)/1kW) |
約20円 |
20cmでの明るさ | 43180 LUX |
電源コードの長さ | 160cm |
電源スイッチ | あり(ON,OFFのみ) |
調光 | なし |
PSEマーク | あり |
残念ながらPPFD値(光合成光量子束密度)の表記はありませんでした。
公表されているスペクトルグラフを見ると、一般的なLED照明にちょこっと赤が追加されたような波長です。
もう少し赤色部分が多いとハイスペック植物育成LEDに近づいたんですが、価格帯を考えれば十分なスペックかと思います。
実際に使用してみた感想・レビュー
思った通り、省スペースに設置でき、植物とのクリアランスも確保できました。
パキプスが縦に大きいので完全にそれに合わせてます。
パキプスの発根管理をしているときからこのライトを使用しているので、この近さでも葉焼けは特に起こっていません。
むしろライトに向かって枝を伸ばしている気がしますw
葉の色もちゃんと緑色だし、ぐんぐん成長してるし、パキプス的には問題なさそうです。
ほかの植物はどうかというと、アガベモンタナの調子がいいです。
夏場は直射だったり、ベランダの日陰だったりコロコロ場所を変えてたんですが、そのときは葉が「ビターン」って、開いてしまっていたんですよね。
それがこのライトの環境下で徐々に立ち上がり始めました。
写真で見るとあまりわからないですかね?実際に見ると結構立ち上がってるんですよ!
葉の展開も早く、成長を加速させてるように見えます。
まぁ、ここ3カ月くらいの話なのでもっと中長期的なエビデンスが必要かと思いますが、今のところ調子いいです。
実生のエボリスピナも同じ環境下にいますが、こちらは成長が非常に遅いです。
本当はもっとライトを近づけたいところですが、パキプスがいるので実行できていません。
ただ、新しい葉は今のところ短葉なのでこちらも今のところ問題なしと思っています。
ちなみに、葉焼けがおきている部分はライトのせいではありません。夏の直射日光を浴びたときの勲章です。
使用して感じたメリット・デメリット
メリット
- 省スペースに設置できるので高さを気にする必要がない
- 一枚で広範囲を照射でき、高コスパ
- 今のところ徒長の心配なく使えている
- パキプスの発根管理に成功←
デメリット
- パネル上面にほこりが溜まる
その他は、今のところデメリットはありません。
かなりコスパのいい買い物ができたと思っています。
ここから中長期的に使ってみて、植物の(悪い)変化やライトの寿命などがあったら随時本記事を更新していきたいと思います。
みんなの口コミ
耐久性は使い始めたばかりなので不明ですが、葉焼けするくらいには強い光がでています。
コスパはとても良さそうなので有名なメーカーの高いライトに手が出ない人には試して見る価値有かもしれません。
アガベの室内管理用に購入。
細かな傷が目立つので品質面で心配はありましたが、LEDの球切れや点滅することも無く今のところ問題無く利用できております。
PSEマークもあったのでひとまず安心して使用できそうです。
部品が欠損してました。4本ワイヤーが無いとダメなのですが、2本しかありませんでした。問い合わせしたら、直ぐに対応して貰えたので 不快もなかったです
スペックの良さもそうですが、不具合時のメーカーの対応もよさそうですね。
コスパのいい植物育成LEDを探している人におすすめ!
このLEDライトは非常にコスパがいいと思います。
ローコストで一枚あれば広範囲の植物をカバーできます。
万が一光が足りないと思えば近づけるなどして調整も可能です。
さらに私の場合、パキプスの発根管理を成功させてますからね!←(その他の要素もあり)
買ってよかったと思っています。
迷っているなら買いです!!