どうも、yuppyです。
害虫予防や植物特有の病気から守るために農薬との付き合いというのは必ず出てきます。
現状、塊根植物やアガベについては、それに特化した農薬というものはないので、農作物用であったり観葉植物用の農薬を使うことになります。
なので、農薬に関する基本的な知識はしっかり身につけるとして、あとは実際に使ってみて様子を見るしかないんですよね。
育成環境が違うと現れる症状が違うこともあるし・・・
ということで今回は、塊根植物に使用した農薬の薬害について紹介します。
こういうこともあるんだなー、という一例としてどこか頭の片隅に置いていただければ幸いです。
パキポディウム・ウィンゾリーの葉に薬害発生!
写真の矢印部分が農薬による薬害です。
そこまで酷い被害ではないので問題視はしていませんが、こういうこともなりうるということで紹介していきます。
また、今回使った農薬のせいというわけではなく、農薬全般に言えることであると思っていただきたいと思います。
使用した農薬は「マラソン乳剤」
有効成分 | マラソン |
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薬剤登録 | 農林水産省登録第21940号 |
性状 | 淡黄色澄明可乳化油状液体 |
剤型 | 乳剤 |
マラソン乳剤の特徴
植物への薬害が少なく、広範囲の害虫に効果を発揮する代表的な園芸用殺虫剤です。
マラソン乳剤の使用方法
用法用量通りに水で薄めて使用。
農薬散布時の状況
- 曇りの日の午前中に屋外で
- 手動の噴霧器による散布
- 1000倍希釈で使用
- 屋外に3時間程度放置
今回薬害が発生したウィンゾリーの他に、アガベにも農薬散布を行いましたが、アガベに薬害は発生しませんでした。
噴霧器は下記のものを使用しました。
手動で加圧するので多少手間はかかりますが、少量の植物に使うには十分なスペックです。
噴射時の拡散形状も変えられるので状況によっての使い分けも可能です。
農薬散布時は霧状散布にしています。
全体にまんべんなく拡散するので農薬散布には適していると思います。
薬害が発生した原因は?
アガベや他の植物には出なかった薬害がウィンゾリーに出てしまった原因はなにか?について、考察します。
農薬が一点集中で葉に付着したことが原因化か?
まんべんなく農薬を散布したつもりでしたが、今回展着剤は使っていないので葉の表面のワックス等で弾かれたり葉の一点に農薬が集中してしまった可能性が考えられます。
とくにウィンゾリーの葉は大きいので農薬が溜まりやすい構造であることは確かです。
2,3時間の屋外も薬害の原因か?
普段、ウィンゾリーを含む我が家の植物たちは室内管理しています。
それを踏まえて曇りの日を選んで農薬散布したのですが、それでも日差しが強かった可能性があります。
すぐに室内に取り込んでいれば発生しなかったかもしれません。
マラソンは臭すぎてムリ・・・
3時間屋外に置いてても全然匂い消えなかったですからね。。。
しばらく室内地獄でした^^;
薬害の発生原因まとめと対策
今回の薬害発生原因のまとめと対策です。
どれか一つが原因というよりはすべて重なったことが原因だと考えられます。
葉に農薬が溜まる→溜まった農薬が乾燥→日差し→薬害発生
対策として取れることは、まずは展着剤の使用ですね。
まんべんなく農薬を散布するというのが理想です。
また、葉に農薬が溜まってる場合は、そのまま乾燥させるのではなく払ったりエアーブローするのが効果的だと考えられます。
さいごに
被害としては大したことないのでよかったです。
このようなこともあるんだなーと今後の参考になりました。
農薬は使い方を間違わなければ植物を虫や病気から守る強い味方ですからね。
今後も効果的に使っていきたいと思います。