どうも、塊根植物ブロガーのyuppyです。
5代目パキプスの発根管理を始めて44日が経過しました。カルスが出るまでは順調だったのですが、ここにきてカルスの成長が鈍化・変色し始めました。
「このままではジリ貧かも…」と感じたので、思い切って土耕+腰水管理に切り替えたというのが今回の話です。
結果として、切り替え後に枝の成長が急加速したので、その経過と環境設定を詳しくまとめます。
発根管理44日目 土耕+腰水管理に変更

土耕管理前最後の姿
遠くに見えてるのが土耕用の用土です。
使用したのは三本線赤玉土+日向土+ゼオライトの配合で、無肥料用土になります。
鉢はブラックポット(硬質プラ鉢)で、側面に穴あけ加工を施して水はけをよくしています。
植え付けた状態がこちら。
グラつかないように発泡スチロールブロックで隙間埋め&ビニール紐で固定しました。
腰水は1cmほどにして、主根に届かない高さに設定。腐りを防ぐための工夫です。
また、腰水の水温が下がらないように下にヒーターマットを敷きました。
発根管理51日目 枝の成長が盛ん


土耕+腰水に切り替えてから1週間が経過。
枝形成箇所が増えており、管理方法の変更による悪影響はまったく見られません。
順調に成長が続いており、切り替えは成功と判断できます。
発根管理52日目 異常なし!


枝の伸び具合がすごいです。パキプス特有のジグザグ枝も出てきました。
新芽の発生もあり、上部の成長はかなり活発。
根の状態は依然不明ですが、株の勢いは増しており、腐りの兆候も見られません。
発根管理54日目 成長が明らかに加速!



ここにきて、明らかに成長が加速しています。
胴体の黒ずみ&凹みは相変わらず気になりますが、悪化はしていません。
株の抵抗力が勝っているようです。
土の中の温度は35℃以上、高いときで42℃ほど。
ヒーターマットに加えてレンズヒーターも使い、鉢中心まで均一に温めています。
土耕+腰水のリスク
今のところ調子を落とすことなく順調ですが、土耕+腰水管理にはいくつかリスクもあります。
- 根の状態を確認できない
- 腐りやすい(腐っても気づけない)
水耕管理では毎日確認できていた根の様子が見えないのはやはり不安。
また、用土を使うことで腐りやすくもなります。
つまり、「腐っても気づけない」というのが土耕最大のリスク。
過去には、アガベを土耕+腰水で腐らせた経験もあるのでちょっとセンシティブになっています。
水耕→土耕への切り替えで失敗した体験談はこちら
土耕+腰水のメリット
一方で、土耕+腰水には明確なメリットもあります。
それは、活着まで容易ということです。
水耕で出た根は土に適応できず枯れることがありますが、土耕で根が出てしまえば、
植替えいらずでそのまま活着まで持っていけるのが最大の利点です。
一辺倒にならずに臨機応変に対応することが大事
水耕も土耕も、どちらにもメリットとデメリットがあります。
何が正解というものではなく、株の反応を見ながら最適な方法を探る姿勢が大切です。
植物も生き物。環境や状態によって変化します。
その時々の様子を観察し、臨機応変に対応することが発根成功の鍵だと思っています。
こんな偉そうなことを言っておきながら、ここから腐らせたら笑えませんが…(笑)
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【まとめ】カルス停滞時は思い切って管理方法を変えるのもアリ
- カルスが止まったら「腐りの前兆」の可能性あり
- 温度・通気・水位を見直し、土耕+腰水で環境を再構築
- 用土・鉢・ヒーターマットの組み合わせがポイント
焦らず環境を整え、少しずつ反応を見ながら管理するのがパキプス発根のコツだと感じました。
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