どうも、yppyです。
今回は、「コミフォラ・ミルラ」の発根管理に挑戦しましたので発根までの様子をまとめます。
結論から述べると発根管理開始から26日で鉢底からの発根を確認しました。発根開始はもっと早かったんだと思います。
発根管理成功のコツはとにかく株の鮮度です!(コツとはいったい…?)
コミフォラ・ミルラ発根管理0日目
コミフォラ・ミルラベアルート株到着です。
春(4月)管理ということもあり、到着時の株の状態はそこまで気にしていません(気温の影響的な意味で)
販売者さんの方で殺菌済のようでしたが、いつものルーティーンでダコニール漬けを約3時間実施しました。このときの水温は35℃程度のぬるま湯を使用しています。
このとき株は水に浮きました。
株が水に浮くというのは一般的にあまりいい状態でないことを示しますが、コミフォラ・カタフを発根管理した際も水に浮いたけど発根したのでコミフォラはこういうものなのかな?
ダコニール漬け終了後、主根をカット、オキシベロン100倍24時間漬けを実施しました。
漬ける部分は根(となる部分)だけです。
このとき枯れ枝の剪定も行っています。
上の写真がわかりやすいですが、枝にシワが寄っているところは枯れているのでこういう枝をカットしています。横幅が結構ありましたので生きた枝も少しカットしています。
上写真の枝は腐りです。
このような状態を発見したら生きた組織が出てくるところまでカットします。カット後はトップジンで殺菌癒合を行いました。こういうときパキプス発根管理の知識が役に立ちます。
オキシベロン漬け完了後、無肥料用土に植え付けました。用土は硬質赤玉土ベースのオリジナル用土を使用しています。
水はけのいい市販の用土ならなんでもいけそうですが、その際は必ず無肥料用土を使うようにしましょう。そうしないとすぐに雑菌だらけ、カビ(藻)だらけになります。
コミフォラ・ミルラ発根管理4日目
芽吹いてきました。1週間経たずに芽吹いてくれて好調です。
コミフォラ・ミルラ発根管理12日目
とくに問題なく順調に芽吹いてくれていたので飛びますが、発根管理12日目の様子です。
分かりづらいですが胴からも芽吹いてきました。テンション上がるやつです。
コミフォラ・ミルラ発根管理19日目
以前発根管理したコミフォラ・カタフ(左)と並べてみました。
コミフォラ属特有のツルッとした幹とペラペラと薄い表皮が剥がれる様子は似ていますね。
発根確認!コミフォラ・ミルラ発根管理26日目
発根しました!
終始危なげなく管理できました。
一番の要因は株の鮮度がよかったということですね。
あとは季節がよかったことと、そもそもコミフォラ自体そこまで発根管理が難しくないんだと思います(パキプスと比べてということと今まで4戦全勝)
葉の展開も盛んで新しい枝も出てきました。
発根確認する以前から新枝を確認していましたが、やっぱり枝が出てくると安心感ありますね。
管理環境
最後に管理環境の紹介です。
- 室内LED管理(弱光)
- ヒーターマットの上で腰水管理
- 室温は20~30℃(4月〜5月の管理)
- 鉢内温度は25~30℃(ヒーターマットの効果)
春の管理でしたので室内を暖めるような加温はしていません。室温が30℃まで上がるのは植物用LEDのせいです。
ただ、鉢内温度はなるべく高く保ちたかったのでヒーターマットを使用しています。
(今までの経験上)夏型塊根植物は鉢内温度が最低でも25℃あると発根しやすい印象です。25〜35℃が目安です。高すぎても危険です。
鉢内温度を確かめるには地温計を使いましょう。シンワの地温計は長いので長鉢でも使えて便利です。